オペラ・ミュージカル・オペレッタとの違いは何?共通点/相違点を徹底解説!オペラやミュージカルというとまだ馴染みがあるとは思いますが、オペレッタというものをご存知でしょうか?三つとも似たようなものなのですが、少しの違いがあるようです。三つの共通てニャ相違点を徹底解説していきますね!
それに、オペレッタ何て初めて聞いたわん!
オペラとは?
まずはそれぞれがどういうものか説明していきます。最初はオペラについてです。
「オペラ」とは日本語で「歌劇」と訳されます。
その言葉通り、セリフだけではなく大部分が歌唱で構成されているものです。
基本的に伴奏はオーケストラが行います。
オペラが誕生したのは16世紀末、当時ルネサンス全盛期のフィレンツェになります。
貴族階級の娯楽として人気があり、その後大衆化していきました。
悲劇的な内容が多いのもオペラの一つの特徴です。
ヴェルディ、モーツァルトそしてワーグナーなどが有名なオペラ作曲家として挙げられます。
ミュージカルとは?
次はミュージカルについての説明です。
「ミュージカル」とは歌、セリフ、そしてダンスを融合した「大衆総合音楽劇」となります。
18世紀のイギリスで栄えたバラッド・オペラやオペレッタの影響を受け、19世紀のアメリカで誕生し、ブロードウェイ・ミュージカルを主流に発展していきました。
80年代以降は「キャッツ」「レ・ミゼラブル」や「オペラ座の怪人」など、イギリス、ロンドンのウェスト・エンド発祥のミュージカルが人気を博しました。
オペレッタとは?
では三つ目のオペレッタとはどのようなものなのでしょうか?
「オペレッタ」とは「小歌劇」と訳されます。
17世紀中頃から小さな規模のオペラのことをオペレッタと呼ぶようになりました。それを名付けたのはモーツァルトだと言われています。
しかし、今日でのオペレッタは「喜歌劇」と訳されることが多く、18から19世紀にパリで生まれ、ヨーロッパ各地に広がっていきました。
セリフ、踊りを含む陽気で風刺的な内容がオペレッタの特徴です。
もとは、オペラの幕間に行われた即興喜劇がオペレッタの原型とされています。
ヨーロッパに広まった後は、庶民に親しまれるようになりました。
オペラ、ミュージカル、オペレッタの共通点とは?
オペラ、ミュージカル、オペレッタ、この三つの共通点は何なのでしょうか?
オペラもミュージカルもオペレッタも、芝居と歌唱による舞台表現という点は同じです。
舞台上で感情を表現するための高い表現力と歌唱力が求められるという点でも共通しています。
そもそも、オペレッタもミュージカルもオペラに影響を受けて生まれた演劇なので、オペラを元にしている部分も多いようです。
オペラ、ミュージカル、オペレッタの相違点とは?
では、オペラ、ミュージカル、そしてオペレッタの相違点とは何なのでしょうか?
ミュージカルには、歌わずに語る「地のセリフ」というものがあります。
オペラはセリフ込みで作曲されているため、この点でミュージカルとは違ってきます。
オペレッタと似ているようですが、より庶民的で軽快なポップミュージックで展開されていくのがミュージカルの特徴です。
そして、ミュージカルはマイクを使うのに対し他の二つはマイクを使用しません。
ミュージカルは所々でダンスによる表現も加わり、より音楽的な表現に深みを与えています。
一方、オペラとオペレッタの違いはその規模と悲劇か喜劇かという内容的なものです。
三つの共通点と相違点を理解していただけたでしょうか?
もしも興味があるのなら、気軽に観劇できるミュージカルから入ってみるのがおすすめです。
オペラが一番歴史があって、それを基にしてオペレッタとミュージカルが生まれたんだにゃー
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