直近の意味とは?類語や対義語は?最近との違いや「いつまで」を指す?直近って言葉、聞いたことはありませんか?最近と似た意味で使われますよね!でも、その意味は何なのかと言われると悩みませんか?そこで、直近の意味や類語に対義語をを調べ、2つの違いやいつまでを指す言葉なのか解説します。
直近の意味とは?
とても近いさま、一番近いさまなどを表す表現。 時間的にも空間的にも用いられます。
「一番最近の」「一番最後の」または「至近距離の」「すぐ近くの」といった意味の表現として用いられます。
対義語がある?
直近には2つの意味が存在していて、それぞれに対義語があります。
時間的な対義語は、『間遠』『そのうち』『いつか』『将来』といった、すぐ目前に迫っていないことや曖昧な言葉が対義語とされています。
空間的な対義語は、『あちら』『遠方』『周囲』『向こう側』『それ』『あれ』といった、遠くにあることを指す言葉が対義語になります。
類語に注意!
『直近』には近い意味を持つ、様々な類語がたくさんあります。
- 最近(つい最近・ごく最近・ごくごく最近)
- 近々
- 先ほど
- 間もない
- 一番近い
- さっき(ついさっき)
- すぐにも
と、こんなにも数多くの類語が存在しているんです!
何故、こんなにも類語があるのかというと、直近という言葉にはこれらの言葉の意味を一部含んでいたり、意味が重なったりするからです。
つまり、人によっては、最近でも、近々でも、先ほどでも直近なのです!
意味としてもそうですが、使い方とニュアンス、そして本人の感じ方・捉え方でも変わってきます。
そこで、直近のように、時間的に最も近いことを指す言葉がどういう時に使われるのか、少し説明していきます!
『時間的に最も近いことを指す言葉』
・「近々」
近い将来のことを指す言葉で、「近々お宅に伺わせていただきます。」「近々行くつもりでした。」といった風に使われます。
・「先ほど」
ほんの少し前、前のように、いましがたという意味で「先ほど電話がかかってきました。」といった風に使われます。
・「間もない」
何かが起こってから、余り時間が経っていない様を指していて「雪山で地震が起きたかと思うと、雪崩が間もない間に起こった。」といった風に使われます。
・「一番近い」
時間的に一番近いという意味で、「スケジュールの中で一番近いのは○○だ。」という風に使われます。
・「さっき(ついさっき)」
ちょっと前、少し前、といった意味で、その日の内にといった意味に使われます。「さっき○○してきた。」という風に使われます。
・「すぐにも」
今からでも、現在から、という意味で、「すぐにも、○○します。」という風に使われます。
直近の期間は?「いつまで」を指す?
『直近』とは、定まった時期は存在せず、「いつまで」が当てはまらない言葉なんです!
いきなりこんな事をいうと「意味に書いてあることと違うじゃないか!」と思うでしょうが、そんなことはないんです。
例えば、「直近の最寄りの駅は?」といった風に、空間的な使い方の場合は時間の関係がありませんし、「直近に起きたことで、嬉しかったことはなんですか?」といった場合は、人によって答えに大きな差がでてしまいますので、「いつまで」と断定することはできない言葉になります。
直近のように、大まかな時間を表す言葉を使う言葉は、勘違いや誤解を避けるために確認を行うことをお勧めします!
最近との違いとは?
日常会話でもよく用いられる『最近』の意味と比較して『直近』との違いを解説していきます。
最近の意味とは?
現在にかなり近い過去のあるとき、または、少し前から現在までの時期のことを意味します。
直近との違いは?
『最近』と『直近』の違いは何なのかというと、<最近は時間的な言葉でしかありませんが、直近は時間的な意味以外にも空間的な意味を持っていることが大きな違いです。
また、現在にかなり近い過去のあるときを指す最近と、時間的に一番近いことを指す直近とは、上記の意味で挙げたように期間が異なっています。
このように、時間的な期間の差や空間的意味を含んでいるかどうかが2つの言葉の違いとなります。
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