終息の意味とは?収束や終結との違いは何?類語や対義語・例文を紹介!終息という言葉の意味をご存知でしょうか?収束や終結との違いはどこにあるのでしょうか?終息の類語や対義語を紹介し、使い方や例文を交えてそれぞれの単語の違いについても分かりやすく紹介していこうと思います。
終息の意味とは?
まずは終息という言葉の意味について紹介していきますね!
「終息」というのは「しゅうそく」と読むことができ、「何かが終わること」を意味する言葉です。
難しい漢字を使い「終熄」と書くこともあり、この「熄」という漢字は「火が消えること」を意味します。
「終」は「おわり」「おえる」「おわる」を意味し、「息」は「しずめる」を意味する漢字になります。
そのふたつの漢字が合わさり、「ことが終わって、おさまること」という意味になりました。
物事が完全に終わり、事態がすっかり終わってしまうことを表し、「完全に物事が終わった場合」に終息という言葉がつかえます。
例えば、大きな戦争、一つの時代などが終わった時は「終息」と言えるでしょう。
一般的にはこのような場合に終息という言葉は使われます。
他にも似たような言葉があるので紹介していきますね!
終息と収束の違いとは?
では、同じ読み方の収束と終息の違いについて触れていきたいと思います。
「収束」というのは「集束」と書くこともできますが一般的ではありません。
「収束」の「収」は「まとめる」「まとまる」という意味で、「束」は「一つにまとめ、引き締めること」を意味する漢字です。
そのふたつの漢字を合わせて「おさまりがつくこと」「おさまりをつけること」という意味になります。
分断されていたり、混乱に生じていた状況が一旦まとまることを意味します。
一旦と言うのが重要で、完全に終わるというわけではなく、一時的に落ち着きまとまった場合に使用するのが適した使い方です。
終息は終わることを意味し、収束は一旦落ち着くことを意味する言葉です。
終息と終結の違いとは?
では、更に似たような言葉である終結と終息の違いについて説明していきます。
「終結」の「終」は先ほども述べた通り「おわる」「おえる」などを意味し、「結」は「むすぶ」「ゆう」を意味します。
そのふたつの漢字を合わせると「終わりを迎えること」になります。
つまり、ほとんど終息と意味は一緒だと考えていただいて構いません。
終息の類語と対義語とは?
終息の類語と対義語について紹介していきます。
終息の類語とは?
- 終わる
- 完結
- ストップ
- 済む
- 止まる
- 終結
- 終了
- 完了
と言ったかんじでしょうか。
どれもこれも終わりを意味する言葉になります。
終息の対義語とは?
- 開始
- 勃発
- 発生
といった終わりとは逆の始まりの意味を持つ言葉が終息の対義語となります。
終息の例文を紹介します!
そんな終息の使い方を例文を挙げて紹介していきたいと思います。
終息という言葉は基本的には
- 終息する。
- 終息に向かう。
- 終息を迎える。
という使い方をする言葉です。
では、例文を挙げていきましょう。
「新型肺炎がある国で広がっているらしいが、その問題が終息したら、一度足を運びたいと思っている。」
「数十年も続いた戦争がようやく終息に向かっている。」
「政治家の発言で市民は暴動を起こしたが、その騒ぎもようやく終息を迎えた。」
何かが終わる時、終わりに向かっている時に終息という言葉を使ってみてください。
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