馬鹿の由来/語源とは?意味や類語は何?中国語や各県の方言一覧も!悪口で馬鹿や阿呆とかって言いますが、馬鹿の由来は何でしょう?語源とは?意味や類語も気になるところですよね。中国語や各県の方言についても一覧でご紹介いたします!馬鹿についての記事をとくとご覧あれ~。
馬鹿の由来/語源とは?
馬鹿という言葉は日常生活で馴染みのある人が多いのではないでしょうか?
子供たちもよく、この言葉を言っていますよね。
そんな”馬鹿”についてですが、由来を知っていますか?
由来は諸説あるようですが、その一つがサンスクリット語。
サンスクリット語は古代インドの文学語になります。
- 無知・迷妄という意味を示す『moha』から馬鹿はきたという説です。
『moha』の発音を真似ると「ぼか」という言葉になったということです。
馬鹿という漢字は後から当て字であるという考えで、江戸時代の国学者が提唱し、広辞苑や国語辞典に記載されています。
そしてもう一つが中国語の史記からという説。
- 中国の史記に「鹿を指して馬という」というエピソードの語源からという内容。
【鹿を指して馬というとは】
昔、中国の奏の趙高という人が、二世皇帝の宮中に鹿を連れ、「珍しい馬がおります」と献上しました。
皇帝はその馬と言われた鹿をみて「鹿ではないのか?」と言いました。
それはそうですよね。
だって鹿ですから。
しかし、趙高は「いえ、これは馬です」と答えました。
そして趙高の家臣にこう投げかけました。
「この動物は何に見えるか?馬か?それとも鹿か?」と。
尋ねられた趙高派の家臣は「馬でございます」と言いましたが、趙高に不満がある者たちは「鹿でございます」と答えました。
その答えを聞いた趙高は反趙高派の家臣たちを処刑した。
こういったことから『自分の権力を笠に矛盾したことを押し通す』という意味を「馬鹿」と言うようになったという説です。
馬鹿の意味や類語は何?
- 知能が劣り愚かなこと。
- 程度が並はずれていること。
- 社会的な常識にひどく欠けていること。
- つまらないこと、無益なこと。
馬鹿の意味は黒板の通りとなっています。
類語は『愚鈍・阿呆・とんま』などになります。
馬鹿の中国語や各県の方言一覧も!
馬鹿っていう言葉は中国語で何ていうのでしょう?
気になりますよね(^O^)
馬鹿は『白痴』と中国語で書き、「バイチー」と読みます。
他にも「愚かである」の意味の『笨』と人を罵倒する時に使う『蛋』で『笨蛋:ベンダン』という言葉があります。
それでは各県の馬鹿の方言を見てみましょう。
【馬鹿の方言一覧(一部の県)】
北海道 | はんかくさい |
---|---|
岩手 | とぼげ |
福島 | ばが |
栃木 | うすばか |
千葉 | ばか |
東京 | ばか |
富山 | だら |
山梨 | ぬけさく |
岐阜 | たわけ |
愛知 | あーけ |
三重 | あんご |
滋賀 | あほー |
鳥取 | だらず |
岡山 | あんごー |
徳島 | あほ |
香川 | ほっこ |
福岡 | あんぽんたん |
大分 | べかたん |
宮崎 | しちりん |
沖縄 | ふらー |
たくさんの方言がありますよね。
全てを書こうと思うと、ずら~~~っとなってしまいますので、一部になりますが、青森では「ほんじなし」と言ったり、秋田では「ばがけ」と言います。
まだまだ方言はありますよ~(^O^)/
皆さんの県では馬鹿のことを何て言いますか?(´艸`*)
20239
1576