東雲の意味とは?由来や英語表記は?例文や色との関係を調査!東雲という言葉をご存知でしょうか?知っていたとしてもその意味まで知っている人なんてごくわずかなのではないでしょうか。今回は東雲の意味だけでなく、由来、英語表記及び例文そして色との関係についても調査していきたいと思います。
東の雲なら別に今更説明しなくても、いくら僕だって理解しているわん…
東の雲なら今更説明しなくても大丈夫だから、もっと違う読み方と意味があるんだにゃー
東雲の意味とは?
まずは東雲という言葉の意味について調べていきましょう!
「東雲」というのは「しののめ」と読みます。
その意味は、東の空が明るくなること、夜明け方、若しくはあけぼのになります。
「あけぼの」とは、漢字で「曙」と書き、ほのぼのと夜が明け始めるころ、または新しく自体が展開しようとするときを指す言葉になります。
東雲色とはどのような色なのか?
東雲という言葉が入った東雲色とはどのような色になるのでしょうか?
「東雲色」とは、夜が明け始めたころに太陽で白み始める東の空を彷彿1とさせる黄赤色2のことを指します。
あとはあけぼの色とも呼ばれています。
1:ほうふつ、2:きあかいろ
因みに、黄赤色とはオレンジ色よりも少し赤味の強い色を指し、オレンジ色が赤色と黄色の中間色ではないため、黄と赤の中間色である「黄赤」とオレンジ色は別の色になるようです。
東雲の由来とは?
東雲という言葉の由来とは一体どんなものなのでしょうか?
漢字で「東雲」と書くこの単語は東の空からの意味の当て字となります。
元は「篠の目」という言葉からきているようです。
昔の古い住居では、明り取りの役目をしていた粗い網目の部分のことを「め(目)」と呼び、篠竹が使用されていたため「篠の目」と呼ばれていました。
その「篠の目」が「明り取り」という言葉そのものを指すようになり、それが転じて「夜明けの薄明かり」、「夜明け」、そして「しののめ」と言うようになったのです。
因みに明り取りというのは明かり窓とも言い、室内に明かりを取り入れるための窓のことを指します。
太陽は東から昇り西に沈むので、東の空からという当て字で「東雲」になったと考えると理解しやすいですね。
東雲を英語で表記すると?
東雲を英語にするならばどのような単語が挙げられるのでしょうか?
- daybreak:夜明け。
- dawn :夜明け、あけぼの、暁、始まり、兆し。
「暁(あかつき)」というのは、太陽が昇る前のほの暗いころ、又は夜半から夜の明けるころまでの時刻の推移を表す言葉で、夜深い時間のことを指します。
東雲の使い方とは?
東雲とはどのような時に使う言葉なのか、例文と共に紹介していきます!
「東雲が明けたころに出発しようと思う。」
「東雲の空が曇っているようなので、今日は雨が降りそうだ。」
「東雲がうすぼんやりと淡い色を彩っている。」
「紅染むる東雲。」
「東雲の空がまだ白い時間なのに、悪夢の所為で飛び起きてしまった。」
「薄白い東雲の空の色を感じながらあてもなく歩きだした。」
「今日の夜ごろには東雲につくから、迎えを頼みたい。」
「クラスに東雲という変わった名字の転校生がやってきた。」
東雲という言葉は空の色だけでなく、場所や人の名前としても使われます。
その例が下の2つの文章です。
こうしてみてみると、本来の意味で使うことなんてあまりないような気がしてきますね…
東雲色、どんな色なのか実際に見てみたいなー
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