阿吽の呼吸の意味を簡単に解説!慣用句/ことわざどっち?英語表記も!阿吽の呼吸という言葉は日常会話でもよく使われますが、その意味を簡単に解説していこうと思います。阿吽の呼吸とは慣用句かことわざどちらなのでしょうか?その点についても詳しく調査していきたいと思います。
阿吽の呼吸の意味とは?
阿吽の呼吸、日常会話でも使われることの多いこの言葉ですが、どのような意味が含まれているのでしょうか?
「阿吽の呼吸」とは「あうんのこきゅう」と読みます。
その意味は、二人以上で一緒に物事を行う時の互いの微妙なタイミング、そしてそれが一致することです。
そもそも「阿吽」というのは仏教用語で、「阿」は開口音(口を開いて最初に出す音)、「吽」は閉口音(口を閉じて出す最後の音)のことを言います。
サンスクリット語において最初と最後の字である「阿」と「吽」は、万物の終わりと始まりを表すと言われているようです。
因みに「阿」は万物が発生する原理、「吽」は万物の集結する智徳を表すとされており、菩薩心や涅槃(煩悩をなくし、智慧の完成した悟りの境地のこと)を表すとされています。
阿吽の呼吸は慣用句?それともことわざ?どっち?
まず慣用句とことわざの違いに絶対的な物はありません。
慣用句というのは、二つ以上の言葉が合わさり、違った意味になるもののことを指します。
一方ことわざは、生活をしていくうえで役立つ言葉になります。
上手な例えを使い、短い言葉で人生の教えを表すもののことをことわざと言うようです。
阿吽の呼吸は慣用句に近い言葉ですが、ことわざといえなくもないですね…
なので調べてみました。
「阿吽の呼吸 慣用句」は383,000件、「阿吽の呼吸 ことわざ」は449,000件。
この結果からすると阿吽の呼吸はことわざとなります。
阿吽の呼吸の英語表記とは?
阿吽の呼吸を英語で言うとどのようになるのでしょうか?
- the harmonizing
- mentally and physically
- of two parties engaged in an activity
- singing from the same hymn-sheet
- dancing to the same beat
など様々な表現の仕方がありますが、阿吽の呼吸を英訳するとこれになる!というような言葉は存在しません。
もしも迷ったのならば、「have a good chemistry」つまり「相性抜群」という英語を使うのも一つの手です。
阿吽の呼吸の使い方とは?
阿吽の呼吸の使用方法について説明していきます。
「阿吽の呼吸で動けるかどうかがスポーツにおけるダブルスで一番重要だ。」
「あのバンドはアドリブが多いのに、音が一つにまとまっていて乱れたところを見たことがない。まさに阿吽の呼吸だ。」
「打ち合わせなど全くしてこなかったのに、彼は私の合図を阿吽の呼吸で理解してくれた。」
「父は言葉足らずで、よくあれやそれといった抽象的な言葉を使用するが、長年連れ添った母は的確に父の要望を叶えていく。これぞ阿吽の呼吸といっても過言ではない。」
こうしてみてみると、阿吽の呼吸という言葉は日常生活でも使いやすいのではないでしょうか?
機会があったら使ってみてくださいね。
阿吽の呼吸ができているのかな?
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