コングロマリットとは?英語が語源?例を解説!ディスカウントに関係?コングロマリットの意味とは?コングロマリットの例を解説!コングロマリットは英語が語源?それともラテン語?コングロマリットは元々地質学用語?コングロマリットディスカウントやコングロマリットプレミアムとの関係も解説!
コングロマリットとは?
「コングロマリット」は、ビジネスシーンの特に経営分野で使われる言葉です。
今日は、「コングロマリット」について解説していきましょう(o^∇^o)ノ
英語で「conglomerate」。
異業種の会社まで合併などで吸収し、多種類の事業を統合してできた巨大企業集団のこと。
コングロマリットとは、自社と関係のない異業種部門の企業を次々と合併・買収し、多角的な事業を営む大企業のことです。
例えば、「食品と機械」など、関連性が薄い業種同士が合併することですね。
日本語では、コングロマリットは複合企業と呼ばれています。
コングロマリットは、高収益で将来性のある会社の株式を買い占めることなどで買収します。
自社にはない事業のノウハウを取得できることやリスク分散ができるというメリットがありますが、あまりにも企業が大きくなりすぎると各事業部の情報が会社全体に伝わりにくくなってしまうことがデメリットです。
コングロマリットをわかりやすくいうと、大きい会社や財閥のことです。
コングロマリットの例を解説!
コングロマリットの例として、日立グループの解説をしましょう(o^∇^o)ノ
日立グループは、以下の8部門から構成されている巨大企業です。
- 情報・通信システム
- 社会・産業システム
- 電子装置・システム
- 建設機械
- 高機能材料
- オートモティブシステム
- 生活・エコシステム
- その他
電気機器メーカーの日立製作所を中心として、連結子会社864社、持分法適用会社388社、計1,252社を傘下に置き、日立グループを形成しています。
日立グループは異なる部門の最先端技術をしっかりと連携させ、高い相乗効果(シナジー効果)を生み出しており、日本のコングロマリットの成功例と言えます。
コングロマリットは英語が語源?
日本語のカタカナ語としてのコングロマリットの語源は、英語の「conglomerate」です。
英語の「conglomerate」の語源は、ラテン語で「すっかり丸める」という意味の「conglomerātus」が由来になります。
①丸く固まった、集団になった、密集的な
②複合企業の
③(地質)礫岩質(れきがんしつ)の、集塊性(しゅうかいせい)の
元々のコングロマリット(conglomerate)は、地質学の用語で「集塊(多くのものが集まってできた塊のこと)」を指す言葉でしたが、転じて経済・経営学の分野でも用いられるようになりました。
コングロマリットはディスカウントに関係?
コングロマリットのデメリットとしてコングロマリットディスカウントがあります。
「複合企業割引」とも呼ばれる。
一つの事業だけを行っているときと比べて、市場価値が下がること。
コングロマリットを行う企業では、個別の事業の価値を足し合わせた時価総額よりも、全体の株式の価値は低くなりがちです。
コングロマリットディスカウントが起こってしまう原因としては、
- ある事業で高収益を上げた場合、利益を低収益事業に回す
- 馴染みの薄い別の事業で誤った判断をしてしまう
- 投資家にとって複合企業の価値を評価するのが難しい
などが挙げられます。
反対に上手に経営すれば、コングロマリットプレミアムを実現することができますが、極めて難しくなっています。
一つの事業だけを行っているときと比べて、市場価値が上がること。
コングロマリットについて、いかがでしたか?
ビジネスの戦略はよく練りましょう(^▽^)/
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