レコンキスタの意味とは?簡単に解説!スペイン語・英語どっちが語源?世界史で出てきたレコンキスタ!レコンキスタの意味は再征服!?レコンキスタの語源は英語?それともスペイン語のどっちなの?約800年間続いたキリスト教徒とイスラム教徒の戦争であるレコンキスタを簡単にわかりやすく解説!
レコンキスタの意味とは?簡単に解説!
世界史で「レコンキスタ」を習いましたね。
どのようなものか忘れてしまった方のために、今日は「レコンキスタ」について簡単に解説していきましょう(^▽^)/
キリスト教徒による、イベリア半島のイスラム教徒からの解放運動のこと。
レコンキスタをわかりやすく簡単に言うと、イスラム教徒に占領されたイベリア半島をキリスト教徒が奪い返すまでの一連の戦いのことです。
日本語では、国土回復運動や国土回復戦争と訳されます。
レコンキスタは711年のイスラム軍の侵攻から始まり、終結の年号は1492年で、グラナダ陥落により完了しました。
この過程で、ポルトガルとスペインの国家が成立しました。
レコンキスタはスペイン語・英語どっちが語源?
出典:https://www.travel-zentech.jp/world/map/spain/Map_of_Spain_and_neighboring_countries.htm
レコンキスタの語源は、スペイン語で「再征服」という意味の「Reconquista」が由来です。
レ(re)は「再び」、コンキスタ(conquista)は「征服すること」の意味になります。
英語でも「Reconquista」と表記されます。
ちなみに、コンキスタドールはスペイン語で「征服者」の意味で、アメリカ大陸の征服者や探検家のことです。
イベリア半島に西ゴート王国というキリスト教国がありましたが、711年にイスラム王朝であるウマイヤ朝に攻められて滅ぼされます。
その結果、イベリア半島はイスラム教徒に支配されることとなりましたが、実は西ゴート王国の貴族は支配が及んでいない未開の北部の山岳地帯に逃げ延びていて、そこを拠点にしていたのです。
718年に西ゴート王国のペラヨがアストゥリアス王国の建国を宣言。
コバドンガの戦いでは、キリスト教は初めてイスラム勢力に対して勝利を手にします。
そして、レオン王国・カスティリャ王国・ポルトゥカーレ王国・アラゴン王国などの小さな国が建設されていきます。
一方その頃、ウマイヤ朝では内紛が起きており、後ウマイヤ朝が誕生していました。
さらに1031年に後ウマイヤ朝も滅ぼされたことで次第に衰えていき、キリスト教徒によるレコンキスタが活発に行われるようになってきました。
1469年にはアラゴン王国の王子とカスティリャ王国の女王が結婚し、1479年には両国が統一しスペイン王国が誕生しました。
そして、1492年に唯一残っていたグラナダが陥落して、ナスル朝が滅びるまで何度も戦争がくり広げられたのです。
レコンキスタについて、いかがでしたか?
世界史好きの人は、もっと知識を掘り下げてくださいね(*´∇`*)
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