切磋琢磨の意味とは?使い方や由来を超簡単に解説!類語や英語表記も!切磋琢磨という言葉の意味や使い方をご存知でしょうか?ビジネスシーンだけでなく、学生でもよく使う言葉です。その使い方や由来を簡単に解説していきます。そして、類語や英語の表記についても調査していきたいと思います。
切磋琢磨の意味とは?
まずは切磋琢磨という言葉の意味から説明していきたいと思います。
「切磋琢磨」とは「せっさたくま」という読み方をします。
「学問に励み、道徳を磨くこと」または「友人などと一緒に励まし合いながら学に励んだり、徳を磨くこと」が切磋琢磨という言葉の意味です。
普段使われているのは後者の意味ですが、前者のように複数人で使用されない場合もありますので、覚えておいてくださいね。
切磋琢磨の由来とは?
そんな切磋琢磨の言葉の由来とは何なのでしょうか?
元々は「詩経」という中国最古の詩集の中に載っている「衛風・淇奥(えいふう・きいく)」が出典元となります。
- 「切」は象牙や骨を切ること。
- 「磋」はそれらをやすりで研ぐこと。
- 「琢」は玉や石を槌(つち)や鑿(のみ)で打ち叩くこと。
- 「磨」は石ややすりで磨くこと。
これが切磋琢磨の一漢字ごとの意味です。
「詩経」ではこれらの漢字を用いて、「切するが如く磋するが如く、琢するが如く磨するが如く」と細工師の腕を完成した細工品に喩えて褒めたたえました。
それが転じて、切磋琢磨は学問、精神、そして人格を磨き、向上することを意味する言葉となったのです。
切磋琢磨の類語とは?
切磋琢磨の類語にはどのような言葉が存在するのでしょうか?
- 砥礪切磋 :人格や学問を向上させるために努力すること。
- 修業 :学問や技芸などを習い、習得すること。
- 修練 :技術や精神などを磨き鍛えること。
- 鍛錬 :体力、能力、精神力などを鍛え、強くすること。
- 研鑽 :学問などを深く研究すること。
- 腕を上げる:技術や芸が上達すること。
因みに、「砥礪切磋」は「しれいせっさ」、「研鑽」は「けんさん」とよみます。
切磋琢磨の英語表記とは?
切磋琢磨の英語表記についてみていきましょう。
- work hard and encourage each other :一生懸命働き、互いに励まし合う。
- improve ourselves through competition:競争を通じて互いを高め合う。
「切磋琢磨」という英単語は存在しないのですが、ニュアンスで考えると上のような表現が一番しっくりくるのではないでしょうか。
切磋琢磨の使い方とは?
切磋琢磨の使い方を紹介していきます。
主な使い回しとしては
- 切磋琢磨する
- 切磋琢磨を続ける
- 切磋琢磨しながら頑張る
- 切磋琢磨しながら
- 切磋琢磨の賜物(たまもの)
などになります。
「何があっても切磋琢磨を続ける。」
「困難なこと、辛いことなど色々とあるが、切磋琢磨して頑張る。」
「日々切磋琢磨を続けることにより、ここまで上り詰めることができた。」
「互いに切磋琢磨し、学力向上に励む。」
「彼とはお互い切磋琢磨できるような仲になりたい。」
「あの二人は切磋琢磨しているというよりも、お互いがお互いの足を引っ張っているように見える。」
切磋琢磨という言葉は日常的にも使用できるので、意味だけでも覚えておいたら、後々役に立つかもしれません。
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