及びの意味とは?「又は・並びに・かつ」との違いや使い方を超簡単に紹介!及びという言葉の意味をご存知でしょうか？日常会話というよりは書類などで使われる言葉です。他にも「又は・並びに・かつ」といったような言葉もありますが、その違いや使い方を簡単に紹介していきたいと思います。
及びの意味とは？
及びという言葉に聞き覚えはありますか？
その意味について調べていきます。
「及び」という言葉は2つ以上の事柄を並べたり、別の事柄を付け足して言及する場合に使用される言葉となります。
「及」という漢字には「ある所まで追いつく。」「ある範囲まで届く。」と言った意味を持ちます。
「及び」にはもう一つ「およぶこと。」「とどくこと。」「限り。」という意味もありますが、この意味で使われることはあまりないですね。
及びの使い方とは？
及びの使い方を簡単に説明すると「～と」です。
どういうことか例を挙げてみましょう。
2つの物事を並べる時は「○○及び××」、3つ以上だとすると「○○、××及び△△」といった使い方をします。
例えば
「来週は月の初めなので、診察所及び保険証を持参してください。」
「土曜、日曜及び祝日は休みを取らせていただきます。」
みたいな感じですね。
及びと又はの違いとは？
及びと又はにはどのような違いがあるのでしょうか？
「又は」という言葉は2つ以上の物事からどれかを選択する時に使用されます。
「○○及び××」の意味は○○と××の両方、「○○又は××」の意味は○○か××のどちらかという違いがあります。
上で紹介した例文を参考にしてみましょう。
「土曜、日曜及び祝日は休みを取らせていただきます。」
「土曜、日曜又は祝日は休みを取らせていただきます。」
1つ目は土日祝日の3日間休むことができるのに対し、2つ目は土日祝日のどこか1日しか休むことができません。
2つ以上の事柄に触れるならば「及び」、そこから1つを選ぶならば「又は」と言うことになります。
及びと並びにの違いとは？
次は及びと並びにの違いについてです。
「並びに」というのは前後2つの物事をつなぐときに使用する言葉になります。
「○○並びに××は使用禁止」と言われたら○○も××も両方使用してはいけないということになります。
こうしてみると「及び」と「並びに」は同じような意味に感じられるかもしれませんが、使い方が少し違ってきます。
「A組の担任及び副担任、並びに、B組の担任及び副担任」といった使い方をします。
及びを使って挙げたことと、異なるものを挙げたい場合に「並びに」が使われるということです。
副担任と担任ならば差は小さいので「及び」が使われますが、A組とB組ならば全く別の団体になり、差が大きくなるので「並びに」が使用されます。
及びとかつの違いとは？
最後は及びとかつの違いについての説明となります。
「かつ」というのは2つの行為や事柄が並行して行われている際に使用される言葉です。
「新しく赴任してきた先生は優しくかつ面白い人だった」だったら、その先生は優しくて面白い先生と言うことになります。
「及び」と「かつ」も似たような意味ですが、並びにと一緒で使い方が異なってきます。
「及び」は名詞を繋げるのに対し、「かつ」は動詞や形容詞を繋げる際に使用される言葉です。
上の例文を「及びに」を使って表すと「新しく赴任してきた先生は優しさ及び面白さがある人だった」となります。
どちらも優しくて面白い先生のことを言っているのですが、表現が少し違ってきますね。
ここまで4つの接続詞の違いについて触れてきましたが、いかがでしたでしょうか？
少しでも違いを理解していただけたのなら幸いです。
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