チャーターの意味とは?プロジェクトとセット?英語表記や船との関係は?チャーターの意味とは何なのでしょうか?よく使われている印象ですが、詳しく説明するとなると難しい言葉の一つですね。プロジェクトとセットで使われたり、船との関係とは?英語の表記についても説明していきます!
チャーターの意味とは?
チャーターという言葉はよく聞くのですが、その意味とは一体何なのでしょうか?
チャーターを英語で表記すると「charter」になります。
他動詞としてのチャーター
- ~に特許を与える、免許を与える
- (飛行機・船・車を)借り切る、チャーターする
- ~の設立を特許する
名詞としてのチャーター
- (法人に対して与えられる)設立許可書
- 特許状
- 憲章、設立趣意書
- 特権
- チャーター、貸し切り
- 貸し切った乗り物、チャーター車
などなど、一つの単語にこれほどまでにたくさんの意味が込められています。
海外では認可上、特権、免除などと言った意味で使われることもありますが、日本ではそうではありません。
カタカナ語でチャーターと言えば「借り切ること」という意味で使われる場合がほとんどです。
因みに、「chart」という単語がチャーターの基本的な名詞型で、「図」「グラフ」「海図」と言った意味で使われています。
チャーターとプロジェクトがセットって?
そんなチャーターという言葉ですが、プロジェクトと何らかの関係があるみたいです。
「プロジェクト・チャーター」なんて言葉を聞いたことがありますか?
プロジェクト・チャーターと言うのは、プロジェクトをどうやって進めていくか、具体的な内容、条件及び目的が明確に書かれた計画書のことを言います。
そのプロジェクトの目的、目標、制定条件、想定されるリスク、期間やコストの見積もりなどが含まれています。
プロジェクトの発足時期に作成されるもので、プロジェクトの大原則、基本的な方針とし、関係者は遵守しなければなりません。
プロジェクトのオーナーやスポンサーが作成する場合もありますが、プロジェクトのマネージャーやその候補者が作成し、オーナなど、責任者の承認を得て発酵される場合もあります。
チャーターと船の関係とは?
最初に少し触れましたが、チャーターと船の関係についてもう少し深く説明していこうと思います。
チャーターの意味の中に「(飛行機・船・車を)借り切る」というものがありました。
他人の船舶を自分のため、一定の規約の元で船舶運用上の責任を定めた上で、所定の料金を支払って借用契約を結ぶことを「チャーター契約」もしくは「用船契約」と言います。
本来ならば「傭船契約」と記すのですが、この「傭」は常用漢字でも新聞漢字表にも含まれていないことから、代用表記で「用」の字が使われています。
因みに、このチャーター契約には大きく分けて3つの種類があります。
- 裸用船契約
乗組員がいない船舶そのものの貸し借りをする契約のことで、保険やメンテナンスは運用者側が責任を持ちます。 - 定期用船契約
船長やその他の乗組員付きで一定の期間船舶を借り受ける契約のことで、保険やメンテナンスは船舶を所有している側が責任を持ちます。 - 航海用船契約
特定の区域のみの貨物輸送を目的とした運送契約のことを指します。
チャーターの使い方とは?
最後にチャーターという言葉の使い方を説明していきます。
「親戚一同で旅行をするためにバスを一台チャーターした」
「プロジェクト・チャーターをきちんと定めてからではないと企画は始められない」
2つ目の例文は、ビジネスシーンでしか使用されませんね。
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