ヘイトスピーチの意味とは?超簡単に解説!差別との関係や英語表記も!ヘイトスピーチの意味って?ヘイトスピーチは差別なの?ヘイトスピーチの英語表記は?アメリカではヘイトスピーチは禁止されていない!?日本のヘイトスピーチ規制法との関係は?ヘイトスピーチを超簡単に解説します!
ヘイトスピーチの意味とは?超簡単に解説!
「ヘイトスピーチ」という言葉を聞いたことがありますか?
日本のインターネット上では、ある特定の国に対しての「ヘイトスピーチ」が多く見られます。
かなり差別的でマイナスなイメージの「ヘイトスピーチ」ですが、どのような意味があるのでしょうか?
今日は、「ヘイトスピーチ」について簡単に解説していきます(^▽^)/
英語「hate speech」。
特定の人種や民族・宗教などの少数者に対して、暴力や差別をあおる侮辱的な表現や排外主義的な言動。
憎悪表現、差別的憎悪表現、
憎悪宣伝、差別的表現、
差別表現、差別言論、
差別扇動、差別扇動(煽動)表現など
ヘイトスピーチは「憎悪をむき出しにした発言」のことで、個人や集団に対して、自分で変えるのが難しい事柄についての、極端な悪口や誹謗中傷のことです。
自分では変えられない性質としては、人種・出身国・国籍・民族・文化・宗教・思想・職業・身分・性的指向・性別・容姿・健康・障害などが挙げられます。
ヘイトスピーチは、公の場で街頭演説やビラ配布をしたり、デモ行進を行ったりするイメージですが、匿名のインターネット上での対象を貶める書き込みも含まれます。
日本では、近隣諸国に対してのデモやインターネット上のヘイトスピーチが問題になっています。
ヘイトスピーチは、自分の意見を押し付けることが目的のため、反対意見に耳を貸すことはほぼありません。
そして、攻撃対象が相互理解を深めようと努力しても無になるため、ヘイトスピーチは不毛で有害な行為とされています。
ヘイトスピーチの英語表記は?
ヘイトスピーチの英語表記は、「hate speech」となります。
ヘイトは「憎悪」の意味で、スピーチは「大勢の前での発言」という意味です。
ちなみにアメリカでは、憲法で「言論または報道の自由を制限する法律、ならびに、市民が平穏に集会しまた苦情の処理を求めて政府に対し請願する権利を侵害する法律を制定してはならない」とされています。
簡単に言えば、「言論の自由」「表現の自由」として、アメリカではヘイトスピーチは法律で禁止されていないということです。
「思想や言論の自由 VS 人種主義(レイシスト)の悪影響」のバランスを取ることは、民主主義のジレンマになっています。
ヨーロッパでは、ヘイトスピーチを禁止・規制する法律を設けている国が多いです。
ヘイトスピーチと差別との関係も!
ヘイトスピーチとは、個人や集団が持っている欠点と思われることについて、攻撃・脅迫・侮辱をするような差別的な発言や行動をすることでしたね。
「ヘイトスピーチ」に対する判例としては、2009年に起こった「京都朝鮮学校公園占用抗議事件」が挙げられます。
日本では、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律」が2016年に施行されました。
通称「ヘイトスピーチ対策法」で、「ヘイトスピーチ解消法」や「ヘイトスピーチ規制法」とも呼ばれています。
「ヘイトスピーチ対策法」は、特定の人種や民族への差別を煽るヘイトスピーチの抑止・解消を目的とした法律です。
つまり、日本ではヘイトスピーチは違法であるということですね(^▽^)/
しかし、この法律は以下のような問題点があり、実効性は疑問視されています。
- 法律の保護の対象が「日本以外の出身者や子孫で、適法に移住している者」だけである
- 具体的な罰則や禁止規定が盛り込まれていないため、取り締まれない
- ヘイトスピーチの解消手段が、相談体制の整備や人権教育の充実を通じて、国民の協力を得ることのみ
このような「ヘイトスピーチ対策法」の実効性の弱さから、都道府県や市町村単位で個別の条例を制定するケースも見られています。
例えば、大阪府では「ヘイトスピーチ抑止条例」が2016年に市議会で可決され、東京都でも「東京都オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」が2018年に可決されました。
ヘイトスピーチについて、いかがでしたか?
マジョリティとマイノリティが尊重し合い、共存できる世の中になると良いですね!
11062
15930