端的の意味とは?類語や対義語は何?使い方を例文で超わかりやすく解説!皆さんは端的という言葉を聞いて、その意味を詳しく説明できるでしょうか??分からないという方のために、端的の類語と対義語を紹介し、更にその使い方を例文を挙げて分かりやすく解説していきたいと思います。
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端的の意味
端的という言葉の意味の説明から始めていきたいと思います。
「端的」というのは「遠回しではなく、はっきりさせること」「ぼやかさず、核心に触れること」「たちどころに」という意味があります。
因みに「たちどころに」の意味は「時間を置かずすぐさま実行すること」という意味です。
「沙石集」という鎌倉時代に書かれた仏教説話集の一文に「端的を知らんと欲せば」とあり、「物事の本質」というものを表す言葉になります。
つまり「端的に説明してください」と言われたのなら「短く」けれども「要点を抑えて分かりやすく」説明してくださいという気持ちが表れています。
「端」には「はし」「へり」以外にも「整っている」という意味も持ちます。
「的」には「まと」「狙うもの」という意味ですが、元は「明らか」という意味から変わっていったようです。
つまり「整えて明らかにする」というのが端的とい熟語の元々の意味となります。
そこから「効果や結果がすぐ現れる様」「余計なことを排除して明白にすること」「要点をまとめて大事な部分をとらえること」と言った意味になりました。
端的の類語と対義語
そんな端的の意味を類語と対義語を知ることでより深く理解していきましょう。
①明快:筋道が明らかでわかりやすいこと。
②簡明:簡単ではっきりしていること。
③明瞭:曖昧さがなくはっきりしていること。
④明白:疑う余地すらないほど明らかなこと。
これが端的の類語になります。
明らか、はっきりしているということを表す言葉が端的の類語になるようです。
その所為なのか、どの熟語にも「明」という漢字が入っています。
①迂遠:回りくどく実用性に欠ける様。
②婉曲:露骨ではなく、遠回しに言うこと。
③遠回し:直接的な表現をせず、それとなく言うこと。
④回りくどい:遠回しで煩わしい様。
これが端的の対義語になります。
やはり、明らかやはっきりという意味とはかけ離れた言葉が挙がりましたね。
こちらでは「遠」と「回」という漢字が含まれていることが多いみたいですね。
端的の使い方
端的の意味が理解できたところで、その使い方を例文と共に紹介していこうと思います。
・端的に言う/話す
明確にそれとわかるように言うこと、はっきりと物事に言及すること。
・端的な文章
明確にそれとわかる文章、はっきりと物事に言及した文章。
・端的にまとめる
遠回しにせずすぐに核心に触れるようにまとめること。
・端的過ぎる
手っ取り早く核心に触れるよう説明した結果、その背景が曖昧になること。
・端的に表す
遠回しをせず核心に触れること。
これが基本的な端的の使い方になります。
「キャッチコピーと言うのは商品の特徴を端的に表さなければならない」
「あなたの長所を端的に話してください」
「あなたの主張を端的に文章でまとめて提出してください」
因みに、端的に言うとという言葉と似たような表現で「手短に言えば」「要するに」「簡単に言うと」「一言で言えば」などと言ったものがあり、言い換えをすることができます。
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