ご慈愛とご自愛の違いや使い分けを正しく解説!例文や類語も紹介!ご慈愛という言葉をご存知でしょうか?あまり日常会話で使うことはないですが意味を知っていて損はありません。ご慈愛と同じ読み方でご自愛という言葉がありますがその違いや使い分けを正しく解説!例文や類語も紹介していきます!
メモの準備はできてるかにゃ?
ご慈愛の意味とは?
まずはご慈愛の意味から説明していきます。
携帯などの変換機能を使うと良く分かるのですが、「ごじあい」と打って「ご慈愛」と一発変換できることってなかなかないんですよね。
そこから予想できる通り、「ご慈愛」という使い方はあまりしないというのが事実です。
と言うことで「慈愛」とは何かを見ていきましょう。
「慈愛」とは我が子を愛するような慈しみの気持ちのことを言います。
つまりは「深い愛情」と言うことですね。
ご自愛の意味とは?
では、同じ読み方のご自愛の意味は何なのか調べていきましょう!
こちらの「ご自愛」は一発変換可能のようですね。
「ご」は敬語にするために必要な言葉なので今回も「自愛」の意味について確認していきましょう!
「自愛」とは病気などをしないよう自分を大切にすること、または自分の利益を図ること、という意味がある言葉です。
多くの場合は「自分を大切にする」という意味で使われることが多い言葉になります。
ご慈愛とご自愛の違いとは?
上で説明したのでもうすでに分かっているかもしれませんが、ご慈愛とご自愛、この二つの言葉の違いを説明していきます!
「慈愛」も「自愛」も「何かを大切にする」という点では同じですが、「慈愛」の方は「自分以外の何か」に向けられる気持ちです。
その一方で、「自愛」は「自分自身に対して」向けられる気持ちになります。
しかし、自分で自分に「自愛」という言葉を使うことはほとんどありません。
目上の相手に手紙やメールを書く際の締めに「ご自愛ください」と一言綴ることが多いのではないでしょうか?
この意味は「無理などせず、身体を大切にしてください」と相手を気遣う言葉になります。
ご慈愛とご自愛の類語とは?
ご慈愛とご自愛の類語にはどのような言葉が当てはまるのでしょうか?
- 慈しみ:目下の者や弱い者に愛情を注ぐ。
- 愛情 :深く愛していつくしむ心。
- 仁愛 :情け深い心で人を思いやること。
- 情愛 :慈しみ愛する気持ち。
- お体を大事に。
- お体を大切に。
- お風邪など召されぬよう。
ご慈愛とご自愛の使い方とは?
最後にご慈愛とご自愛の使い方を例文と共に紹介していきます。
ここでもう一度言っておきたいのは「ご慈愛」とは使わないということです。
なので、「慈愛」と「ご自愛」の例文を確認していきましょう!
慈愛の例文
「彼女は慈愛に満ちた優しい顔をしていた。」
「仏のような慈愛に満ちた表情をしている。」
「彼女は自分の子を慈愛に満ちた目で見ていた。」
ご自愛の例文
「季節の変わり目ですのでご自愛くださいませ。」
「ご多忙の折ではございますが、くれぐれもご自愛くださいませ。」
「厳しい暑さが続きますが、どうぞご自愛ください。」
「朝夕の寒暖差が激しい時期なので、どうぞご自愛くださいませ。」
因みに「お体をご自愛ください」という表現は間違いです。
「ご自愛ください」の中には「体を大切に」という意味が既に入っているので「お体を」という言葉は不要となります。
全ての言葉を覚えていくって言うのは難しいけれど、これからも勉強をしていくにゃー
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