団扇(うち)の語源(由来)と歴史と種類は?漢字はあて字なの?浴衣に団扇(うちわ)はとっても絵になる夏の風物詩。団扇(うちわ)にも歴史があるって知ってますか?この団扇(うちわ)!漢字はあて字なんでしょうか?由来って気になりませんか?今日はその団扇について、語源から種類・歴史まで詳しく解説します!!
いい機会だから団扇の古いふるーい歴史を教えてあげちゃうにゃん♬
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団扇の歴史を知ろう!
団扇が日本最初に使われたのは、弥生時代や古墳時代からだそうです。
埴輪や壁画にも、団扇らしいものが確認できているらしいですよ(=゚ω゚)ノ
でも、その頃の団扇は”儀式”のために使うものらしく、鳥の羽や絹が張られて、それに長い柄が付けられているとっても豪華なものだったみたいです(*’ω’*)
名前も”団扇”ではなく” 翳(えい)”と呼ばれていました。
用途についても、扇いで涼むために使っていたわけではなく、偉い人が大勢の人前に出る際に、”顔を隠すため”に使っていたそう!
その後も、飛鳥時代から、奈良、平安、鎌倉時代までは公家・役人・僧侶の間で儀式に使われ、伴(とも)の人に持たせていました。
当時の団扇は大きく、豪華なものが多かったみたいですね。やはり昔にも見栄とかあったんでしょうか( *´艸`)
だから時代と共にだんだんと、庶民も使えるようになってくるにゃん。
歴史とともに団扇の種類も増えてくる?
歴史の変遷とともに、団扇の材料や形状は変わっていきました。
”戦国時代”では、扇部分が軽くて丈夫な竹になり、蒲葵(びろう・ヤシ科の常緑樹)や紙が張られ”現在の団扇の原型“が作られることになります♬
武将たちの間では、漆が塗られたり薄い鉄板を張って”軍配団扇”として使われるとともに、団扇に家紋を入れて”軍の象徴”にしたり、”矢や石を防ぐ防具”としても利用されていました。
まさに戦の必需品といっても過言ではないですね(*‘ω‘ *)
江戸時代になり、ようやく団扇は庶民の手にも渡るようになってきました。
もちろん用途も戦いの道具では無く、かまどの火をおこす時や熱いものを冷ますために扇ぐなど”主に炊事”で使われていたようです!
また”火消しの道具”として、隣家に火が燃え移らないよう表面を加工した大きな団扇も作られていたみたいですね(^^)
ちなみに、現代と同じく、浴衣の装いの一部としても使われていたようですよ♬
浴衣と団扇のセットは今も昔も変わらないんですね(*´ω`)
いつの時代も欠かせない道具だったのかわん♬
団扇って漢字はあて字なの?由来(語源)は?
それにしても、「団扇」という漢字ですが、どう読んでも「だんせん」とか「だんおおぎ」としか読めないですよね。(笑)
なので、団扇の語源や由来について詳しく解説していきますね(^^)
「団扇(うちわ)」の語源は、打ち払うこと!!
何を打ち払うのかを具体的に言うと・・・
打ち払う対象となるもの
- 蚊やハエなどの「虫」
- 病魔などの「魔」
「打つ翳(は)」が「うちわ」になり、
風を起こすことに由来する「扇」と、丸いという意味の「団」で「団扇」になりました( *´艸`)
団扇の産地だった香川県には、団扇がテーマの博物館「丸亀市うちわの港ミュージアム」があり、団扇作りの実演や団扇張り体験もできるみたいですよ♪
機会があれば、是非行ってみたいですね!
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