ステマの意味とは?元は2ch用語?使い方を紹介!違法行為?インスタで多い?ステマの意味とは?元は2ch用語?ステマの手法は?なんでステマをするの?ステマの使い方を紹介!インスタのインフルエンサーマーケティングも多い!ステマは一部の国では違法行為!?日本ではどうなのか解説!
ステマの意味とは?元は2ch用語?
皆さんは「ステマ」という言葉を耳にしたことがありますか?
日本では「ペニーオークション詐欺事件(通称ペニオク事件)」を機に広く知られました。
何人かの芸能人が落札していない商品を落札したとブログに投稿し、業者から報酬を受け取っていたことが発覚して大きな問題となりましたね。
また、「ステマ」は、2012年の新語・流行語大賞にノミネートされ、ネット流行語大賞2012の金賞に選ばれました。
「ステマはダメ!」ってよく聞くけど、いまいち意味がわからない…
意味は知ってるけど、どんな事例があるかまでは知らない…
という方が大半だと思います。
そして、
「InstagramやYouTubeなどで情報発信をしたい」
「自社のマーケティングをしたい」
とお考えなら、「ステマ」を知らないといつのまにか悪者になってしまうかも?
今日は、マーケティング用語の「ステマ」について正しい知識を身につけましょう♪
「ステルスマーケティング」の略。
消費者に宣伝と気づかれないように隠して宣伝行為をすることです。
いわゆる「さくら、やらせ、ねつ造」の宣伝商法。
アンダーカバー・マーケティングとも呼ばれ、ゲリラ・マーケティングの一つ。
「stealth」はこっそり行うという意味です。
ネットや雑誌などで宣伝をする場合、通常は広告を出します。
しかしステマでは、報酬を受け取りながらも、広告表示をせずに特定の商品やサービスを紹介して、消費者の注目を集めるのです。
「ステマ」は2ch用語なの?
ステマはネット用語として広まっています。
しかし、ステマという言葉や手法は、ステマという言葉が流行する前、さらにインターネットが普及する前から存在していました。
以前は、2chなどの掲示板に、特定の商品を褒める書き込みがされると、「どうせ社員でしょ」「社員乙」と言われていました。
ステマの手法は?
これだけでは分かりにくいので、具体的な事例を紹介します♪
新しい店や新商品を出しましたが、世間にあまり興味を持たれておらず、顧客が集まっていない状態だとします。
そこで、金銭でたくさん人を雇って、店舗前に行列を作らせたり、商品を買占めさせたりします。
その偽りの大盛況をテレビ番組や雑誌で紹介し、マスメディアに大量に流します。
そうすると、本当はさほど評価されているわけではないのに、さも評判が良いかのように印象を操作することができるのです。
このように、「偽りのイメージ」を消費者に持たせ、人々の話題にさせる行列商法のことをステマと言います。
他にも、ステマの手法はたくさんあります。
・PR記事であることを明かさずに、メディアで商品やサービスに関する客観的な情報の記事を紹介
・企業の社員などの関係者が第三者のふりをして、製品やサービスについて褒めたり勧めたりするレビューや口コミを投稿
・ショッピングサイトで業者が高評価を複数投稿して人気商品ランキングを操作
・口コミ情報サイトで否定的な意見を削除して、肯定的な意見だけを残す
・アフィリエイターやブロガーが、一般人の消費者を装って商品体験のブログ記事を書く
・芸能人やセレブなどに、広告であることを隠して商品紹介をするように依頼
・芸能人のSNSに無許可で商品のおすすめコメントを記載
本来のユーザーにニセの情報を流して、意図的に関心を引く方法は、宣伝だとバレたら炎上や非難を浴びる対象となりやすいです。
なぜ、ステマをするの?
ステマは色々な場所で横行しており、問題となっていますね。
なぜ、ステマをしてしまうのでしょうか?
①効果的なPRにつながりやすい
素性の知れない企業が通常の広告を出しても、それを素直に受け取る人は少ないです。
しかし、影響力の高い有名人などの第三者が「口コミ」という形でSNSに投稿すると、信用してしまいがちです。
結果として、高い広告効果を発揮し購買に至る確率が高いのです。
②低コスト
偽のユーザーを装って宣伝することは、単純に広告を出すよりもコストがかかりません。
③バズマーケティングでさらに有益に
単純に口コミサイトに記載する以外にも、バズマーケティングを利用すると、製品情報を大勢の人に広められ、売上につながりやすくなります。
④ステマに対するリテラシーが低い
ステマの定義があいまいなこともあり、ステマだと気づかずに行ってしまう場合があります。
ステマは消費者を騙す行為なので、発覚したときのリスクはとても高いです。
商品自体の販売停止や回収で損害になったり、共犯となった有名人や依頼した会社は非難の対象になったりと、商品以外の信頼もガタ落ちになってしまうことも…
ステマの使い方を紹介!ステマはインスタで多い?
ステマは、「商品の印象を上げるために、中立的な立場の批評を装ったり、商品と直接の利害関係のないファンの感想を装ったりして行われる宣伝」のことでしたね。
さっそく、ステマの使い方を例文で見ていきましょう。
「こんな初期不良ばかりの商品が最高だなんて、ステマとしか思えない」
「5つ星ばかりのレビューしかないとか絶対ステマだ!信じるな」
「相変わらずこのサイトはステマが多いなぁ」
「この映画大して面白くもないのに持ち上げすぎステマ乙」
「このブログはステマが多いから気をつけろ!」
ステマはインスタで多い?
インスタグラムでは、インフルエンサーが商品のPR活動を行うことも多いようです。
インフルエンサーとは、「好感度が高く、世の中の消費行動に一定の影響を与える人々」のことです。
インフルエンサーは、Instagramを筆頭とするSNSで、自社の商品をバズらせたい企業にとっては見逃せない存在。
最近では、企業のマーケティングにも活用していこうという流れが盛んになってきています。
インフルエンサーマーケティングは、2016年頃からInstagramを中心に盛り上がっていますが、広告であることを明示しない、また明示したとしてもほかのハッシュタグに混ぜてわかりにくくするなど、ステマに近いものも少なくありません。
ステマは違法行為?
実は、日本にはステマを違法として直接規制する法律はありません。
しかし、以下の法律などに抵触する可能性があります。
・軽犯罪法
・景品表示法
・不正競争防止法
業種によっては、
・健康増進法
・医薬品医療機器等法(旧薬事法)
・医療法
もちろん、該当すれば違反となりますが、これまで明確に当てはまる事例は少なく、立件できる可能性は少ないようです。
アメリカやイギリスなどの国ではステマは違法行為です。
日本ではまだ法規制されてないとはいえ、やるべきではありませんね。
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