エビデンスの意味とは?使い方(医療/IT/銀行)の違いを例文で解説!エビデンスという言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、その意味についてはよく分かっていないという人も多いのではないでしょうか。詳しい意味や、業界(医療/IT/銀行)ごとの使い方をご紹介します。
エビデンスの意味
エビデンスとは、主に
・証拠
・証言
・根拠
という意味があります。
「エビデンスを送ります」というように、ビジネスの世界では割と日常的に使っている人も多いと思います。
会議日時の約束や契約内容の変更など、口頭での決め事だと、記憶違いやミスの擦り付け合いになってしまうこともあります。
そうならないように、メールで形に残るよう「証拠」を残すことをエビデンスとしています。
できるビジネスマンと言われている人には、エビデンスをしっかり残すタイプが多いです。
相手を信頼していないということではなく、自分の発言にしっかりと責任を持つという意味で、期日などの約束事を証拠として残しておくのです。
契約や発注時など、数字がからむ内容については特にエビデンスが重要となります。
エビデンスの使い方・例文＜医療業界の場合＞
業界別のエビデンスの使い方を見てみましょう。
まずは医療業界の場合の使い方・例文です。
医療業界でのエビデンスは、とある治療法が、とある病気や症状に対して効果があるということを示す証拠や臨床結果、という意味で使われています。
様々な治療法がある中で、その患者にとって最も安全で効果のある治療方法を選ぶ際に、「確率的な情報」として利用されます。
医療業界での「エビデンス」は、日常で使われる単なる”証拠”というよりも、”科学的根拠”という意味合いとなります。
「この治療方法は、エビデンスの高い治療法だ」
エビデンスの使い方・例文＜IT業界の場合＞
次はIT業界の場合の使い方・例文です。
IT業界でのエビデンスは、作成したプログラムやシステムが希望どおりに正しく動作していることを証明するもの、という意味で使われています。
「ちゃんと動作していますよ」「問題ないですよ」などという言葉だけの結果だけではエビデンスにはなりません。
本当に正しく動作している、問題ない、という状態を証明するもの、例えばスクリーンショットやログファイルなどをエビデンスといいます。
「このテストのエビデンスを送ってください」
エビデンスの使い方・例文＜銀行業界の場合＞
続いて、銀行業界の場合の使い方・例文です。
銀行業界でのエビデンスは、口座開設時に必要となる、運転免許証やパスポートなどの公的書類、つまり本人である「証拠」となるもの、という意味で使われています。
特に融資を受けたい場合や海外へ送金したい場合に、銀行からエビデンスが必要だと言われることが多いのですが、
これはお金の出所を公的に証明してくださいという意味になります。
昨今では詐欺などが多く発生していることもあり、口座開設にあたっては身分がきちんと証明できないと開設できないというのが現状です。
「エビデンスを見せてください」
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