糟糠の妻とは?意味と使い方や由来は?夫婦愛に関係ある言葉なの?「糟糠の妻」って聞いたことありますか?一体どんな妻なんでしょう?夫婦愛に関係のある言葉なのでしょうか?意味や由来、使い方などを一緒に見ていきましょう!この記事を読んだ後は、あなたの素敵な未来予想図が見えるはず!
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糟糠の妻とはどんな意味?
「糟」は酒粕(さけかす)で、甘酒やかす汁を作るときの材料の一つ。
「糠(ぬか)」は玄米を精米にするときにとれる外皮と胚芽が混ざったもので、ぬか漬けを作る材料の一つ。
両方とも粗末な食べ物、というか、もともとは捨てるものなんです。
つまり、
糟(や)糠(くらいしか食べることができなかった頃から、苦労を共にしてきてくれた)の妻
という意味なのです。なんて素敵な言葉なのでしょう!!!
糟糠の妻の由来・語源は?
糟糠の妻の語源・由来は以下の通りだといわれています。
語源は昔の中国。
後漢の光武帝の姉、湖陽公主が夫に死別してのち、風采・人柄ともに優れた大尉の宋弘(そうこう)と再婚したいと願ったので、帝が公主を物陰にかくして宋弘に「身分が高くなったら友人を変え、金ができたら妻を変えるという諺があるが、貴公はどう考えるか?」と聞いたところ、「私が聞いておりますのは、高貴になっても貧乏時代の友を忘れないし、一緒に苦労した旧女房を家から追い出すようなことはしないものだという教訓です(貧賤(ひんせん)の交わりは忘るべからず、糟糠の妻は堂を下さず(見捨てない))。
その教えの通り、長い間苦労を共にしてきた妻を追い出すつもりはありません。」と答えたため、光武帝は公主に「この望みは叶わぬことだ」と伝えた。
(後漢書「宋弘伝」より)
ちなみに「糟糠の妻」を英語でいうと・・・
It is both a suffering-troubles wife. Good wifeといいます!
「糟糠の妻」の使い方は?
では、「糟糠の妻」は、どのような場面で使うのか?使い方を解説しますね♪♪
◎正しい使い方
「私は糟糠の妻とともに、このたび金婚式を迎えることができました」
「糟糠の妻には、感謝しても感謝しきれません」
「長年連れ添った糟糠の妻を失って、気力がでてきません」
「若い頃は苦労したが、やっとゆとりのある豊かな生活ができるようになった。それも君という糟糠の妻がいたからだよ。これからもよろしくね。」
◎危険?!間違った使い方
「糟糠の妻と一緒に素敵な家庭を築いてください。」
「糟糠の妻」という言葉、とても素敵な言葉ですが、結婚式で使うのは
ちょっと危険!!!なぜなら、新郎新婦のお二人が糟糠(=粗末な食べ物)くらいしか食べれない、ひいては経済力がない、といっているようなものですから!!!
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