断末魔の意味とは?英語や類語・読み方を解説!断末魔の叫びの由来の説明をします。断末魔って偶に聞くけど結局はどういう意味でしょうか?断末魔の叫びなんて日常生活でそう聞く事もないでしょうし、意味や由来なんて知る機会もないですよね。そんな断末魔の言葉の類語や英語での言い方そして読み方も紹介していきますね。
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断末魔の意味とは?
「断末魔」とはひらがなで「だんまつま」と表記し、主に人間が死ぬ直前の状態を指します。ここで勘違いしないでいただきたいのは、「死んだ状態」ではなく、「死ぬ直前の状態」というところです。
もとはサンスクリット語に由来する言葉であり、永眠するまでの一瞬の時間を指す言葉です。そしてそのほとんどが苦しみながら息を引き取った状態のことを表しています。
因みに、サンスクリット語の元は古代から中世に渡りインドを主として使われていた印欧語族、インドおよびイラン派に属する言葉のことで、古くには梵語とも言われていました。
「断末魔の叫び」の意味と由来とは?
「断末魔の叫び」とは「断末魔」に関係する慣用句に当たります。
簡単に言ってしまえば、断末魔の際にあげる叫び声のことを指しますが、それでは説明が不完全だろうと思うのでもう少し付け足してお話ししますね。
死ぬ間際に痛み、苦しみ及び恐怖などから大声を上げるというのは人間が生まれ持っている本能だそうです。
そして、その本能の中には生への執着も含まれており、これから死ぬ恐怖、これ以上生きることができないという生の終わりに対する後悔など、様々な負の感情が集結し最終的に口から出た最後の声、若しくは叫び声を「断末魔の叫び」と言います。
なお、日本では死に触れる機会など無いに等しく、もしも触れる事があったとしても病院内で痛みを伴わないことの方が多いため断末魔の叫びを聞くことはないと言っても過言ではないでしょう。
因みに、断末魔の叫びという意味で断末魔を使っている人がいるかもしれないが、これは誤った使い方なので時と場合で伝わらないこともあるということを覚えていてほしいです。
断末魔の類語・同義語は?
断末魔は「死ぬ直前」という意味ですが、その類語について調べてみました!
- 臨終
- 死に際
- 今際
- 今際の際
- ご臨終
- 死の淵
- 死にかけ
- 死ぬ間際
- 死の瀬戸際
- 最期
- 人生の幕引き
- 死の床
- 死の直前
- 往生際
- 末期
- 死に目
- いまわ
英語で断末魔ってどう言うの?
やはり、断末魔に当たる英語はいくつか存在しています。まあ、でも、今回のテーマならどれを選んだとしてもシチュエーションさえ間違っていなかったらさほど問題にはならないでしょう。(まあ、使い時なんてないと思うのですが…)
- one’s last moments
- the hour of death
- death throes
複数形が使われていたり、1時間を表す「hour」が使われているのはやはり、断末魔が死んだ状態ではなく死ぬ直前を表す言葉だからでしょうか??
なんて言う疑問が湧いてきそうですが、それは自己完結でお願いしたいところです(´・ω・`)
断末魔には上記のご説明したとおり、ほかにも似たような言葉があり、例えば「死に際」「死の直前」「臨終」「今わの際」など。でも、英語に訳すとほとんど同じような意味です。
個人的意見で、強いて言うなら「before one’s death」や「be almost dead」などを使うかもしれませんが、まあこれは頭の片隅に置いておく程度にとどめておいてください。
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