所用の意味とは?類語「諸用・私用・用事・所要」との違いを徹底解説!日本語は難しいって思うことがありますよね?所用の意味は何?類語には諸用・私用・用事・所要がありますが、その違いは何んだろう?と疑問に思うことも。徹底解説いたしますので、理解して使い分けてみましょう!
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所用の意味とは?
「この後、食事でもどう?」
と、上司に誘われた時、断る時はどう言っていますか?
「所用で」?それとも、「私用で」?それとも「用事で」?
どう使い分けたらいいのか分かりませんよね(^^;)
言葉選びも悩むところ。
それでは所用の意味とは何でしょう。
- ある用事・要件。
- 必要なこと。入用。
意味は上記の通り「用事」ということですよね。
先ほどの断り方としても、「所用で」と言って良さそう( *´艸`)
物を借りたい時にも「所用がありお借りします」と言えば、『要件に必要なのでお借りします』という意味になります。
同じような意味で「諸用・私用・用事・所要」とありますが、これらの違いは何でしょうか?
どう使い分けたらいいのでしょう。
所用と類語「諸用・私用・用事・所要」との違い
所用との違い・・・。難しいですよね(^^;)
まず、それぞれの意味を見てみましょうか。
- もろもろの用事のこと。
「諸」はもろもろとも読みますよね。
文字通りの意味になります。
- 自分個人の用事。
- 〔公の物を〕自分個人のことに使うこと。
- (さしあたって)しなければならない事柄。
- ある事をするのに必要な・こと(もの)
う~ん。それぞれの意味を見てもイマイチ違いが分かりませんね(゚Д゚;)
それでは詳しく解説していきましょう。
所用と諸用の違い
所用とは用事全般のことをいいます。
諸用の意味を見ると似ているようですが、諸用は”もろもろ”の意味になりますので、異なる用事がいくつもあった時に使います。
「諸用があり本日は欠席させていただきます。」と書かれていたら、「用事がいくつかあるんだな~」と理解できますよね。
ところが、所用はいくつ用事があるかは分かりません。
所用と私用の違い
こちらの違いは解説を見ると「簡単じゃん」と思いますよ(´艸`*)
まず所用は個人・公用どちらの時でも使え、何かすることがあれば全て所用に当てはまります。
冒頭のように、個人的な理由により仕事場の上司に断る場合などで使用したり、
ビジネス現場で仕事の用事で誰かが不在している場合、「本日、●●は所用で席を席を外しております」などと相手に伝えることもできます。
このように両方使えるわけです。
私用は「わたくしの用事」という意味です。
私用は個人的な用事の時にのみ使います。
仕事場(公用の場)で個人的な用事があり、どうしても席を外さなければならない時に「私用」を使います。
例えば旅行や結婚式などで有給休暇を取得する時の理由に「私用のため」と使いませんか(´艸`*)
私用は「個人的な用事に限る」と言うことです。
所用は個人・公用と両方で使えて用事の範囲が広いですよね。
所用と用事の違い
先ほどからの解説で個人の用事・公用の用事と言っています。
「所用も用事も一緒じゃん!何でも用事でいいじゃん!」ですよね(^^;)
ところが一般的に用事はプライベートな場面で使われることが多いです。
例えば母にランチを誘われたけど、その日は彼氏とデートが・・・。
詳しい理由を母に知られたくない時に「用事があるから無理」と断ったりするわけです(´艸`*)
ビジネスの場面で「本日は用事のため欠席します」と使ってしまうと、「ん?」と違和感がありますよね。
やはりそこは「所用」でしょう☆
所用と所要の違い
所用と所要は同音異義語になります。
所要は意味を見ると簡単ですね。
意味は『何かをするのに必要とすること』でしたよね。
例えば、入籍をするのに必要とすることは「所要の手続きは婚姻届けを提出してください」と言葉にできます。
所要時間もそうですよね。
自宅から仕事場までの通勤に必要な時間を伝える時に「所要時間は自宅から10分です」など。
何かを製造する時に必要になってくる費用を「所要経費」と言いますよね。
所用は用事や用いることでしたよね。
ポイントは『用と要の』違い☆
それどれの違いまとめ
=所用と諸用の違い=
- 所用は用事全般を指す。
- 諸用はいくつかの用事が重なっているが、所用はいくつあるか分からない。
=所用と私用の違い=
- 所用は個人的な理由や公用の両方で使える。
- 私用は旅行や冠婚葬祭など個人的な用事のみ使う。
=所用と用事の違い=
- 用事はプライベートな場面で、詳しい理由を言いたくない時や説明を省くときに使用。
=所用と所要の違い=
- 所用はその人が用いることとして使える。
- 所要は何かをするのに必要な時間やこと。
- 大きな違いは「用」と「要」の違い。
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