推敲の意味/由来とは?類語と使い方を例文で超分かりやすく紹介!故事成語なの?推敲の意味は「文章を何度も練り直すこと」!?「敲」の漢字の意味って?推敲の由来(成り立ち)は中国の逸話!?推敲は故事成語なの?推敲の類語はたくさんある!?推敲の使い方を例文で超分かりやすく紹介します!
推敲の意味とは?
「よく推敲してから提出してください」と言われたことはありませんか?
適当に書いて出来上がりではなく、一番良い状態にして提出したいですね。
今日は、「推敲」について解説していきましょうo(*^▽^*)o
文章を何度も練り直して、良いものにすること。
推敲は、詩や文章を良くしようと何度も考えて、作り直すことです。
「よく推敲してね」と言われた場合、「より良い表現に直してきてね」ということになりますね。
推敲の由来とは?故事成語なの?
推敲は、昔の中国の国である「唐」の詩人・賈島(かとう)のエピソードが由来です。
唐の時代、賈島は都の長安に科挙(官吏の登用試験)に行く道中に、乗っているロバの上で詩を作っていました。
途中で「僧は推す(おす)月下の門」という一句を詠んでから、「僧は敲く(たたく)月下の門」にすべきかどうか迷ってしまいました。
賈島はあまりにも悩んでしまい、手で門を推す真似をしたり、叩く真似をしたりしましたが、どうしても決められません。
とうとう、考え込みすぎて漢詩の大家である韓愈(かんゆ)の行列に突っ込んでしまい、賈島は捕まってしまいました。
この経緯を話したところ、韓愈は非礼を怒るどころか「敲くの方が、月下に音を響かせる風情があって良い」と教えてくれたのです。
こうして、賈島は「敲く」の字に決めることができました。
このことから、「文章を十分に吟味して練り上げること」を推敲と言うようになりました。
ちなみにこの逸話は、「唐詩紀事賈島」という漢文の書物が出典です。
推敲の類語は?
推敲の類語はあるのでしょうか?
調べてみました(o^∇^o)ノ
改稿(かいこう):原稿を書きなおすこと
改訂(かいてい):文章の内容を改め直すこと
加筆(かひつ):文章や絵に手を入れて直すこと
研磨(けんま):知識をより高度にするために努力すること
校閲(こうえつ):文章・原稿の誤りを調べること
校正(こうせい):文章を原稿と比べて、誤りを正すこと
修正(しゅうせい):よくない点を改めること
精査(せいさ):詳しく調べること
訂正(ていせい):誤りを正しく直すこと
添削(てんさく):文章や答案を削ったり加えたりして、よりよくすること
チェック(check):書類を照合すること
リライト(rewrite):文章を書き直すこと
推敲は、文章の漢字や表現などを何度も読み直して良くしていくことです。
それに対して校正は、文章の誤字脱字を見つけて修正していく作業になります。
類語はちょっとずつニュアンスが異なるので、使い分けができるといいですね(*´∇`*)
推敲の使い方を例文で超分かりやすく紹介!
推敲は、名詞として「推敲」と使う場合と、動詞として「推敲する」と使う場合があります。
それでは、推敲の使い方を例文で超わかりやすく紹介していきます(o^∇^o)ノ
「読書感想文の推敲を重ねた結果、賞を取ることができた」
「何度も推敲して記事を書きあげた」
「その原稿は今、先生が推敲中です」
「小説が完成したと思っていたが、推敲したらさらに良い表現が見つかった」
「推敲に推敲を重ねて、詩を書いた」
「もう少し推敲してからメールを送ろう」
「推敲力が足りないので、よい言葉が見つからない」
推敲について、いかがでしたか?
推敲力を身につけて、よい文章を書きましょう!
13840
15076