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兎に角の意味と読み方は?語源(由来)と兎角・兎も角・兎にも角にもとの違いも!

兎に角の意味と読み方は?語源(由来)と兎角・兎も角・兎にも角にもとの違いも!

兎に角の意味と読み方は?語源(由来)と兎角・兎も角・兎にも角にもとの違いを徹底調査!「兎に角」の意味や読み方ご存じですか?語源(由来)や似たような「兎角」、「兎も角」、「兎にも角にも」との違いはなんでしょうか?今回は「兎に角」の意味や語源(由来)・類語もご紹介します!

ぬまくん
ぬまくん
ねぇ、くろちゃん。この間本を読んでたら「兎に角」って書いてあって、何て読めばよいのか分からなかったわん。「兎」って「ウサギ」のことだよね?ウサギにツノって何だわん!?
くろちゃん
くろちゃん
「とにかく」って読むのよ。でも最近の若い人たちは「とにかく」を「兎に角」と漢字で書くことはあまりないと思うにゃん。それじゃ「兎に角」について一緒に見ていきましょう!

兎に角の意味と読み方は?

兎に角の意味と読み方は?語源(由来)と兎角・兎も角・兎にも角にもとの違いも!

「兎に角」は、「とにかく」と読みます

辞書で調べると「兎に角」の意味は下の通りに説明されています。

「兎に角」

( 副 )

〔「とにかくに」の転〕

① いろいろ事情問題があるが、それはひとまず保留にして当面の、または他の問題言及するさま。いずれにしても。ともかく。とにもかくにも。 「 -やってみよう

② (「…はとにかく」の形で)それは別にして。さておき。 「それは-(として)、あの話はどうなった」 「君は-、彼はだめだ」 〔「兎に角」とも書く〕

出典(https://www.weblio.jp/content/%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%8F)

上の説明の①の用法では「あれこれどうであるか(またはどうなるのか)わからないが」という意味を表すのに使われ、②の用法では「…については構わずに、」という意味で使われています。

とにかくの「と」とは「そのように」、「かく」は「このように」という意味です。

この二つの副詞が合わさって「とかく」という「何やかや」「あれこれと」という意味の言葉が使われるようになり、転じて「いずれにせよ」という意味で用いられるようになりました。

平安時代から江戸時代までは「とかく」は「とにかくに」という形で使われるようになり、「とにかくに」が転じて「とにかく」となりました。

「兎に角」の語源(由来)は?

兎に角の意味と読み方は?語源(由来)と兎角・兎も角・兎にも角にもとの違いも!

「兎に角」の漢字は「とかく」の当て字「兎角」を由来としていて、「兎角」の漢字は仏教語の「兎角亀毛(とかくきもう)」からきていると考えられています。

「兎角亀毛」は兎(うさぎ)に角(つの)や亀(かめ)に毛(け)が無いというように、現実にはあり得ないものの喩えとして使われたり、実際には無いものをあるとすることとして使われている言葉です。

このような「兎角亀毛」の意味とは全く関連がありませんが、「兎」と「角」の漢字をここから拝借して「兎に角」となったようです。

夏目漱石が自著の中で「兎に角」を多用したことから広く使われるようになりました。

「兎に角」と「兎角」、「兎も角」、「兎にも角にも」・・・それぞれの違いは?

兎に角の意味と読み方は?語源(由来)と兎角・兎も角・兎にも角にもとの違いも!

「兎に角」は、「兎角」、「兎も角」、「兎にも角にも」とどのような意味や使い方の違いがあるのでしょうか。

辞書ではそれぞれ下の通りに説明されています。

「兎角」

(一 ( 副 ) スル

「と」 「かく」ともに副詞。「兎角」「左右」は当て字

雑多事態の起こるさま。あれやこれやなにやかやいろいろと。 「 -するうちに」 「他人のことを-言う前に自分の身を正せ」

②しばしばそうなる傾向があるさま。ともするとややもすれば。 「あせってやると-失敗しがちだ」 「彼は-病気で休むことが多い」

③(「とかくの」の形で)あまり好ましくないことがあれこれとある意を表す。 「 -の見方がある」 「 -のうわさがある」

種々の事情は別として。いずれにしても。 「 -この世ままならぬ

二 ( 名 )

種々の事態あれこれ事柄言葉。 「先師暫く吟じて-をのたまはず/去来抄

出典(https://www.weblio.jp/content/%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%81%8F)

先述の通り「とにかく」は「とかく」から派生してきた言葉ですが、「とかく」の上の説明の①~③は「とにかく」と置き換えられないように、現代では「とかく」を「とにかく」とほとんど言い換えることができません。

「兎も角」

( 副 )

不確かな点はさておいて,まずは実行したり判断したりするさま。とにかく。ともかくも。 「留守かもしれないが,-行ってみよう」

②(「…はともかく」の形で)それは問題外として。 「夏は-,冬がつらい」

出典(https://www.weblio.jp/content/%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%8B%E3%81%8F)

「とにかく」と「ともかく」はほとんど同じように使われていますが、厳密に見ると下のような違いがあります。

「とにかく」「前に考えや評価を示して、こちらをそれよりも優先させたい、強調したい」というときに使われます。

例1「ルックスはあまり良くないが、とにかく彼はとても優しい人だ」

例2「経費は多少かかってもよいが、とにかく月末までになんとか仕上げてくれ」

対して、「ともかく」「前に挙げたことを今はよく考えることはせずに、それと関連する別のことを話したい」ときに使われます。

例1「僕はともかく、母まで連れていくなんてどうしてだ」

例2「英語はともかく、数学の点数がすこぶる良くない」

「兎にも角にも」

( 副 )

とにかく。ともかく。 「 -私のつとめは終わった」

出典(https://www.weblio.jp/content/%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%82%82%E3%81%8B%E3%81%8F%E3%81%AB%E3%82%82)

 

「とにもかくにも」は「とにかく」でも「ともかく」でも言い換えられます。「とにかく」や「ともかく」をより強調した言い方です。

▼こんな素敵な本のタイトルにも使われてますよ♪

ぬまくん
ぬまくん
「兎に角」、「兎角」、「兎も角」、「兎にも角にも」は最初は全部同じような意味だと思ってたけど、よく見ていくとそれぞれの意味が分かって頭の中がすっきりしたわん。
くろちゃん
くろちゃん
「兎角」をルーツとして、「兎に角」、「兎も角」、「兎にも角にも」という言葉が作られていったのね。あたしもぬまくんのお役に立ててよかったにゃん!

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