御意の意味とは?類語・使い方は何?正しい返事の仕方や中国語での言い方も紹介!漫画でよく「御意」という言葉を目にしますが、改めると御意の意味とはなんでしょうか?類語・使い方は何になる?正しい返事の仕方や中国語での言い方についてもご紹介!早く教えろって?「御意」。
御意の意味とは
よくふざけて「御意」と言っていたことがあります。
が、御意の意味って何でしょう。
そもそも何て読むか知っていますか?
御意=『ぎょい』と読みます。
意味は下記の通り。
- 高貴な人や目上の人などの考え・意志・意向に対する尊敬語。
- おぼしめし。お考え。
- おさしず。ご命令。
- ごもっとも。そのとおり。
このように御意は目上の人や高貴な人の尊敬語になります。
他の意味もお考えなど、敬語になっていますね。
さらに御意について深く掘り下げていきましょう。
類語や使い方は何になるのか、気になりますよね( *´艸`)
御意の類語・使い方は何?
まず類語を見ていきましょう。
そうすると使い方も分かりやすいと思います(^^)
御意の類語
【御意=「相手の命令などを受け入れる」という意味】 |
分かりました/承知しました/了解しました/了解ですなど |
【御意=「相手に意向などに忠実に沿う」という意味】 |
その通り/仰せの通り/仰るとおりに/言われるままに |
なるほど。
やはり類語を見ると、なんとなく使い方も分かってきましたね。
御意の使い方
簡単に御意の使い方をご紹介しましょう。
- 御意のまま=「おこころのままに」
- 御意に従う=「おこころに従う」
- 会長の御意を得たい=「会長のおさしずを得たい」
「御意の通りにいたします」とすれば、あなたの命令を実行しますという意味になります。
それを短くして「御意」と返事をしているわけですね。
ただし、御意は主従関係にある時代劇のような、古風な関係で使われることが多いです。
『主(あるじ)の言うことは絶対!』的な忠誠心がある時に用いられる言葉になります。
つまり戦国時代にある武士のように上下関係がはっきりしている場合ですね。
私のように日常生活でふざけて言う場合はいいですが、現代ではどのように返事をすればいいのでしょうか?
上司に「コピーよろしく」と言われて「御意」と言うと、相手はびっくりしてしまいますよね(^^;)
御意の正しい返事の仕方や中国語での言い方
絶対的意見・絶対的権力を持っている方の御意になりますので、そういった場合は使えますが、なかなか現代ではありません。
ではどのように返事をすれば?
現代では類語であるような「仰せのままに」や「仰る通り」と使います。
類語に「了解」とありますが、上司に命令された時は、決して「了解」と言ってはいけません。
目上の人にこの言葉は失礼にあたります。
何故なら「了解」は同等から下の立場の人に使う言葉だから。
正しくは「承知しました」と返事をしましょう。
【補足】
上記の観点から、目上の人に使う場合は「御意」と返事をすることは正しいですが、同等から目下の人に「御意」と返事するのは間違っていることになりますね。
中国語では「遵命=zūnmìng」となります。
遵命は「仰る通りに致します」という意味になります。
- 御意は高貴な人や目上の人の意志・意向という意味。
- 御意の類語は「その通り」「分かりました」。
- 御意は目上の人に対して使うので、同等から下の人には使わない。
- 正しい返事は「承知しました」。
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