見解の意味とは?類語・例文を紹介!見識・所見・相違との違いは何?見解という言葉は論文でよく見られますが、ビジネスの場でも使われます。しかし、意味を調べたことのある人は少ないと思います。今回は意味だけでなく、類語や例文の紹介、そして見識、所見、相違との違いについて説明していきます。
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見解の意味とは?
まずは「見解」という言葉の意味について説明していきます。
そもそも、「見解」という言葉には2つの読み方があるということを知っていましたか?
1つは「けんかい」もう1つは「けんげ」です。
同じ漢字を使いますが、読み方が異なればその意味も異なってきます。
「見解(けんかい)」とは、物事に対する価値判断や考え方を意味する言葉です。
あることに対し、広く感覚を働かせ探り捉えたうえで、その道筋を述べることが一般的な「見解」の意味になります。
「見解(けんげ)」とは、ものの考え方や見方を意味する言葉で、深く心理を見極める力、つまりは洞察力を表す言葉です。
「けんかい」は行動すること、「けんげ」は能力や思考といった違いがあります。
見解と似たような言葉の違いについて
見解の意味が分かったところで、似たような単語との違いについて説明していきたいと思います。
見解と見識の違いとは?
「見識」とは、物事の本質を鋭く見通す優れた判断力、ある物事についてのしっかりとした意見や考え、または気ぐらいという意味を持ちます。
「見解」は物事に対する価値判断や考え方、「見識」は物事の本質を見通す判断力となり、異なった意味を持つ言葉です。
「見解」というものは人によって異なってきますが、「見識」は知識に基づいた判断力なので大体の場合人と同じものになります。
見解と所見の違いとは?
「所見」とは、見た事柄、見た結果の判断や意見という意味を持ちます。
「見解」は物事に対する価値判断や考え方、「所見」は見た上での判断や意見という意味です。
一見したら似たような意味に捉えられますが、「所見」はパッと見た感じの極めて簡単な感想なのに対し、「見解」はしっかりと考慮した上でまとめられた考えを表す言葉なので、この2つも異なった意味を持ちます。
見解と相違の違いとは?
「相違」とは、互いに違っていること、一致しないことという意味を持ちます。
「見解」は物事に対する価値判断や考え方、「相違」は食い違うこと、二つの物の間に違いがあることという意味です。
つまり、全くもって別の意味を持つ言葉と言うことが分かります。
見解の類語とは?
では、見解の類語にはどのような言葉が当てはまるのでしょうか?
- 所感:心に感じたこと。
- 存意:考え、意向、心に思っていること。
- 観点:物事を考察、判断する時の立場のこと。
- 判断:物事を理解し、考えを決めること。
見解の使い方とは?
見解の使い方を例文を挙げて紹介していきます。
「その成分の安全性に関しては、専門家の間で見解が分かれている。」
「会議で話し合った結果、今回の見解に至った。」
「関係者の見解が一致するまでに相当な時間がかかった。」
「今回の騒動について、政府としての見解を明らかにすべきである。」
「彼の言い分が正しいとする見解を明らかにすべきではないだろうか。」
「個人の見解を述べる必要がある。」
「彼と彼女の間には明らかな見解の相違があった。」
今度使ってみようかなー
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