左遷の意味とは?言葉の歴史(由来/語源)を解説!対義語は栄転なの?左遷という言葉を聞くとドキッとしませんか?左遷とはどういう意味でしょうか?どいう時に使われるのでしょう。言葉の歴史(由来/語源)を解説いたしましょう!対義語は栄転なの?その疑問にもお答えいたしましょう!
左遷の意味とは?
皆さんは左遷と聞いてどう反応しますか?
ぬまくんのように心臓がバクバクでしょうか?
それとも、ゾッとします??
私の場合は左遷に陥るほどの立場ではなかったので心配やプレッシャーはありませんでしたが、改めて左遷の意味とは何でしょう。
- ある人をそれまでよりも低い地位・官職に移すこと。
そう今までの高い地位から、落ちるということ。
仕事の立場が上に行けば行くほど、この左遷という言葉にヒヤヒヤするかもしれませんね。
この左遷ですが、国語辞典には『左にうつす意から』高い地位から低い地位にうつすと書かれています。
由来は何でしょうか??
左遷の言葉の歴史(由来/語源)を解説!
では、左遷という言葉ができた歴史を見ていきましょう。
それは中国の史記に書かれています。
- 史記とは中国の歴史書です。
- 時代は秦の末期。
- 主人公は楚の将軍:項羽
【左遷の言葉の歴史】
項羽は秦を滅ぼし、西楚の覇王を名乗りました。
項羽は秦を滅ぼした際、首都を焼き払いました。
首都は咸陽(かんよう)
その後、中国全土の領土を武将たちに分け与えます。
打倒”秦”を掲げた時、劉邦は大きな功績を残しましたが、警戒した項羽は辺境地の巴・蜀・漢中を与えました。
そうして劉邦を追い払ったのです。
巴や蜀は道が険しい場所になります。
しかも蜀には秦の流人どもが追いやられている所です。
そんな場所を劉邦に与えたのです。
(正直、私なら遠慮被りたい場所になります。だって誰も行きたがらないでしょうし。)
【出典元】https://gogenyurai.net/wp-content/uploads/2019/04/is.jpg
- 巴は現在の四川省重慶。
- 属は四川省成都。
- 漢中は陜西南部の地域。
これら3つの地域は中国大陸の中心地から左側に位置しています。
そうしたことから左遷という言葉が生まれたのです。
先述した国語辞典の意味、『左にうつす意から』というのはこの史記に関係していたのですね。
それではぬまくんに問題です!
左遷の類語は何でしょうか??
くろちゃん、正解で~す(´艸`*)
そう、左遷の類語は『左降・降職』になります。
左遷の対義語は栄転なの?
そうですよね。
類語を知れば逆の対義語も気になりますよね。
では、ぬまくんに再び問題です。
対義語の言葉の意味は『今までよりも高い地位を得て転任すること』です。
この意味をもつ言葉は何でしょうか?
おっと、そこが気になりましたか(=゚ω゚)ノ
- 転任とは『他の任務または任地に変わること』です。
さぁ、ぬまくん転任の意味が分かったところで、戻りましょう。
対義語は?
ふふ。くろぬまコンビは面白いですね(^◇^)
そう。くろちゃん正解です。
左遷の対義語は栄転となります。
では、ここでそれぞれの例文をご紹介いたしましょう。
- 左遷の例文:「本社の部長から地方の支社に左遷になった。」
- 栄転の例文:「これまでの功績が称えられ、支店長に栄転した。」
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