フォッサマグナの意味とは?ドイツ語が語源?西縁と関係深い?中学地理で出てきたフォッサマグナの意味は大きな割れ目!?フォッサマグナの語源はドイツ語?それともラテン語?フォッサマグナは西縁と関係が深いの?フォッサマグナと糸魚川–静岡構造線や中央構造線の関係についても簡単に解説します!
フォッサマグナの意味とは?
出典:https://www.youtube.com/watch?v=YqdJur-LvqI
中学の地理の授業で、「フォッサマグナ」が出てきましたね。
地理好きの方以外は、日常生活で「フォッサマグナ」が登場することはなさそうですが…(・・;)
一体、「フォッサマグナ」にはどのような意味があるのでしょうか?
今日は、「フォッサマグナ」について解説していきましょう(o^∇^o)ノ
西南日本と東北日本を分ける地質構造上の境界線のこと。
フォッサマグナとは簡単に言うと、地質学において本州中央部を南北に横断している、西南日本と東北日本の境目となる地帯のことです。
日本語では「中央地溝帯」「大地溝帯」とも呼ばれます。
フォッサマグナは、日本列島がアジア大陸から離れるときにできた大地の裂け目だと考えられています。
フォッサマグナはドイツ語が語源?
出典:https://www.itoigawa-kanko.net/spot/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF/
フォッサマグナはドイツ語ではなく、ラテン語で「Fossa Magna」と表記し、本来は「大きな溝」や「大きな割れ目」という意味です。
ラテン語でフォッサ(fossa)は「溝・堀」、マグナ(magna)は「大きい」という意味になります。
明治時代に来日したドイツ人の地質学者であるナウマン博士が発見してフォッサマグナという名前をつけました。
フォッサマグナは西縁と関係深い?
出典:http://chiri-geography.com/class/441/
フォッサマグナとは、西日本と東日本を地質学的に分ける境界線の断層のことですが、具体的には日本のどの場所にあるのでしょうか?
上の地図を見てみましょう(^▽^)/
フォッサマグナの西縁は糸魚川-静岡構造線、東縁は直江津-平塚を結ぶ線(銚子-柏崎線という説も)です。
西縁である糸魚川–静岡構造線の真ん中は全長150kmの活断層になっていて、その一部である群馬県太田断層では、マグニチュード7規模の地震が繰り返し発生しています。
フォッサマグナの内部は、グリーンタフを含む新第三紀の厚い地層があり、強く波状に重なるように曲がっています。
その上に、第四紀の富士火山列の火山(北から新潟焼山・妙高山・草津白根山・浅間山・八ヶ岳・富士山・箱根山・アルプス山脈など)が分布しているのです。
フォッサマグナについて、いかがでしたか?
新潟県の糸魚川市には「フォッサマグナパーク」や「フォッサマグナミュージアム」という博物館があり、断層や化石を見ることができます。
ぜひ、フォッサマグナについて知識を深めてくださいね!
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