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葛藤の意味とは?類語や語源(由来)は何?使い方を例文で簡単解説!

葛藤の意味とは?類語や語源(由来)は何?使い方を例文で簡単解説!

葛藤の意味とは?類語や語源(由来)は何?使い方を例文で簡単解説!葛藤ってどんな意味?葛藤の語源(由来)はつる草!?葛藤の類語はあるの?選択肢から決められない!心理学の葛藤って何?葛藤の使い方で葛藤しないように例文で紹介!葛藤について簡単にわかりやすく解説します!

 

ぬまくん
ぬまくん
うーん…ぼくには選べないんだわん…(。-`ω-)
くろちゃん
くろちゃん
ぬまくんは何か重大な「葛藤」を抱えている様子だにゃん…今日は、「葛藤」について勉強するにゃん!

 

葛藤の意味と語源(由来)は?

葛藤の意味とは?類語や語源(由来)は何?使い方を例文で簡単解説!

葛藤」することは、大なり小なり日常生活でよくありますよね。

心理学を学んでいる人なら、「葛藤」はよく聞く言葉だと思います。

 

葛藤」は以下のように使いますが、どのような意味なのでしょうか?

「昔は親友だったが、方向性の違いから喧嘩が増えて葛藤している」

「ペットを飼いたいが、柴犬も黒猫も可愛くて決められず葛藤する」

 

今日は、「葛藤」について解説しますo(^-^)o

 

葛藤(かっとう)の意味

英語で「conflict(コンフリクト)

 

①人と人とが互いに譲ることなく対立すること。

②心理学用語で、心の中に相反する欲求が同時に起こり、そのどちらを選ぶか迷うこと。

③仏教用語で、正道を妨げる煩悩のたとえ。

禅宗では、文字言語にとらわれた説明、解きがたい語句・公案、また問答工夫の意。

 

葛藤」とは、個人の内面における欲求・動機のもつれや、個人間・集団間の争いの苦悩を表現する言葉です。

 

 

葛藤の語源

葛藤」という漢字は、「葛(かずら)」と「藤(ふじ)」からできています。

 

葛(かずら)も藤(ふじ)も樹木に絡み付くつる草です。

このつる草がもつれ合って解けない状態が「葛藤」の由来なのです。

 

実はこのような意味で「葛藤」の語を用いたのは仏教経典です。

 

「つる草の枝がもつれ絡む」という意味から、「対立する二つ以上の欲求・意見が同時に同じ強さで存在し、相争っている状態」を指すのですね。

 

ぬまくん
ぬまくん
葛藤とジレンマは違うのかわん?
くろちゃん
くろちゃん
ジレンマは、二者択一を迫られたり、物事の板挟みになったりすることにゃん!葛藤の方が意味が広くて、2つの事柄の間でという意味はないにゃん!
くろちゃん
くろちゃん
さらに言うと、ジレンマは悩んでいる問題そのものを指していて、葛藤は悩んでいる心理状態を指しているにゃん!
ぬまくん
ぬまくん
ジレンマに悩んだり苦しんだりしている状態が葛藤ってことだわん!

 

葛藤(つづらふじ)とは?

 

葛藤は、「つづらふじ」とも読みます。

 

「ツヅラフジ/オオツヅラフジ」とは、つづらふじ科のつる植物のことです。

 

つるは非常に強く、籠(かご)などを編むことができます。

根・茎は利尿薬やリウマチの薬になります。

 

葛藤の類語は何?

葛藤の意味とは?類語や語源(由来)は何?使い方を例文で簡単解説!

次に、葛藤の類語について紹介します(^^♪

 

葛藤の類語

もつれ、悶着、争い、コンフリクト、

軋轢、摩擦、揉め事、衝突、いざこざ、など

 

葛藤があまりに長く続くと、欲求不満になってイライラしてきますね!

 

心理学用語の葛藤

 

心理学では、二つかそれ以上の同程度に魅力的(もしくは嫌いな)選択肢の中から、一つを選ばなければならない状況のことを「葛藤」と言います。

 

この葛藤という概念を初めて使用したのは精神分析学を樹立したフロイトです。

 

心理的葛藤には4種類あるので、例を挙げて紹介します。

 

接近と接近の葛藤

「2人の男性からほぼ同時に結婚話があって両者のどちらも断りきれない」「海水浴にも行きたいし登山もしたいがどちらかを選ばなければならない」という葛藤です。

 

接近と回避の葛藤

「ふぐを食べたいが命は惜しい」「夫はとても良い人であるが、夫の母親とはまったく気があわない」という葛藤です。

 

回避と回避の葛藤

「学校に行くのも嫌だし、家庭にいるのも嫌だ」「落第もしたくないし勉強もしたくないがどちらかを選ばなければならない」という葛藤です。

 

二重の接近と回避の葛藤

「通勤には便利であるが公害がひどい町と、通勤には不便であるが空気のよい町とのどちらを選ぶか」という葛藤です。

 

葛藤には色々なパターンがありますが、どれも両立できない悩みですね。

 

葛藤の使い方を例文で簡単解説!

葛藤の意味とは?類語や語源(由来)は何?使い方を例文で簡単解説!

葛藤は、日常生活では以下の意味で使われます。

①人と人が譲らず対立し、いがみ合うこと。

②心の中に相反する動機・欲求・感情などが存在し、そのいずれをとるか迷うこと。

 

それでは、葛藤の使い方で葛藤しないように例文で見ていきましょう(o^^o)

 

葛藤の例文

①の意味

「昔から親子の葛藤があり、もう何年も顔を合わせていない」

「皆の意見がまとまらず、社内で葛藤が生じた」

「両親の夫婦間の葛藤に巻き込まれて板挟みになった」

「その国では、民族主義の葛藤が激しい」

 

②の意味

「欲しいものがあるが、高いので買おうかどうか葛藤中だ」

「長い葛藤の末、ようやく会社を辞める決心をした」

「安定した仕事をするか、好きな仕事をするか、心の中で葛藤に苦しむ」

「念願の教師になったが、理想と現実のギャップがあり、葛藤を抱えることになった」

 

葛藤について、いかがでしたか?

葛藤は自分にとって何が大切か見つめ直す機会なので、葛藤と向き合ってみましょう!

 

 

 

ぬまくん
ぬまくん
今日のおやつをチョコレートケーキにしようか、それともチーズケーキにしようかというジレンマが葛藤を生んでいるんだわん…(。-`ω-)
くろちゃん
くろちゃん
やっぱりいつものぬまくんだったにゃん…

 

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