校正の意味とは?推敲との違いは何?校正記号や使い方も調査!みなさんは校正ときいてどのようなことをイメージしますか?この校正という意味は改めて言われると何でしょう?推敲という言葉もありますが、違いは何?!そんな疑問にお答えしましょう!校正記号や使い方も併せて調査してみました!!
校正の意味とは
皆さんは校正と聞いて、どういう意味か分かりますか?
正直、私は改めて聞かれると分かりません(´・ω・`)
校正を辞書で調べてみると
校正刷りと原稿を比べ合わせて、活字の組み誤り・不備などを正すこと。
類義語:校閲
※[ー刷り]は校正のために仮に刷った印刷物。ゲラ刷り。
なるほど。って以前、こんな感じのドラマしていましたよね?
石原さとみさんが主演のドラマ。
タイトルは、「校閲ガール」でしたね。
一緒に類義語に出てきた校閲についても調べてみました。
原稿や印刷物を読んで誤りや不備を調べ正すこと。
類語:校正
まさしく私が言っていた石原さとみさんのドラマはこっちですね(^^)
ちなみに校正と校閲の違いは作業の違いになります。
校正は原稿と印刷物(もしくは前の工程と今の原稿)と2つを比べて文字や文章の誤りを正す。
校閲は原稿のみをみて文章の意味や内容に誤りがあればそれを正します。
校正と推敲の違い
〔出典元〕https://gogenyurai.net/wp-content/uploads/2019/01/9f099109ca243474add6ffa920058e9c_l.jpg
それでは推敲の意味からみていきましょう。
詩や文を作る時、字句を何度も練り直すこと。
ちなみにこの推敲は故事から来ています。
中国の唐の詩人が「僧は推す月下の門」の句を「推す:おす」を「敲く:たたく」にするかどうか考え迷って何度も練り直したということから「推敲」というのです。
驚きですね!推敲の意味を調べると故事が出てきましたよΣ(・ω・ノ)ノ!
さて本題の校正と推敲の違いですが、意味をみても一緒のように思いますよね?
故事でみてみましょう。
僧は推すと敲くという文字のどちらが句に合っているかを悩んで何度も練り直したんですね。
そう練り直し!
推敲は:
文章の全体の内容をみて最適な文字や文章を練り直していくことをいいます。
校正は:
文字の誤字・脱字をみつけて、その訂正をすることをいいます。
校正は間違いを見つけるということですね。
工程としては
文章を作成 →推敲 →原稿完成 →校閲:原稿の内容や意味に誤りがないかみる
→校正:校閲した原稿と修正した印刷物とをみて誤字などないかみる
ということになりますね(^◇^)
校正記号と使い方
校正するにあたり、校正記号があるのですが、ルールもあるんですね。
- 赤色のボールペンで書く。
- 修正の対象文字に被らないようにする。
- 修正指示は原則カタカナで。
- 引出し線は対象の前後の文字に被せない。
などです。では、一部ですが順にみていきましょう。
誤字の修正と使い方
〔出典元〕https://gogenyurai.net/wp-content/uploads/2019/01/9babae9b0d586e7f3323386149fe20cb.jpg
誤字があった場合の校正記号になります。
例1のように斜線を上書きします。(対象文字を○で囲んでもいい)
1文字以上の場合は最初と最後に斜線をいけて横線をいけるか、対象文字全体を○で囲みます。
※濁点が抜けている場合は、文字全体を直します。
削除して詰める/空ける
〔出典元〕https://gogenyurai.net/wp-content/uploads/2019/01/c6577c2e908d63fa62c44381b35e9a16.png
【トルツメ】
文字を削除し、文字間を詰めたい場合は「トルツメ」と記入します。
紛らわしい文字の場合は文字全体を丸で囲むなどし、文字全体を正しい文字に修正します。
【トルアキ】
上記の画像の「トルツメ」を「トルアキ」に変えると、文字を削除し尚且つ空白を空けるという意味になります。
【販売い促進】 の「い」をトルアキすると【販売 促進】になります。
文字の入れ替え
〔出典元〕https://gogenyurai.net/wp-content/uploads/2019/01/928a5875783710550b3c8a09508eb119.gif
文字と文字を入れ替えたい場合は上記のように使用します。
他にも文字記号はたくさんありますが、全てを書くととんでもないことになりそうなので、校正記号と使い方はここまで(^^;)
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