関わる/係わる/拘わるの違いは?使い分けと正しい使い方を例文で確認!かかわるという漢字にはたくさん種類があり、中でも代表的なのが関わる、係わるそして拘わるという3つです。それぞれの違いをきちんと認識していますか?その3つの漢字の使い分け及び正しい使い方を例文を使って確認していきましょう。
関わるの意味とは??
関わるという言葉はよく使われますが、その本当の意味を知っていますか??
関わる、この漢字には門を閉じる横木、つまりはかんぬき、国の境で通行人を調べる場所、そしてつながりを持つことを意味します。
特に3つ目のつながりを持つことという意味合いが強く、この関わるという言葉は対象としているものと関係を持つということが本当の意味になります。
係わるの意味とは??
対象との関わりと言う意味合いをもつ関わりとは別の係わりとはどういう意味になるのでしょうか??
係わるという字は学生の時の図書係や保健係などという小学生の時によく使われる印象があるような気がします。
係わるという漢字はかかわりを持つ、つながる又はつなぎとめる、と言う意味で、関わるというものとほとんど同じ意味と言うことが分かります。
つまりはどっちを使えばいいのか分からない場合は好きな方を使えばいいということですね。
敢えて詳しい違いを挙げるとするならばその繋がりが「かんぬき」か「糸」かと言うところだけでしょう。
じゃあ、拘わるも同じ意味なの??
関わると係わるがほとんど一緒の意味となった時、じゃあ拘わるの意味もいっしょなの?という疑問が湧くのは当然のことでしょう。
しかし、この拘わるの意味は、こだわるという意味に近く、実際かかわるだけではなくこだわると読むこともできる漢字です。
もうちょっと簡単な使い分け方って??
そう説明はされたとしても、もうちょっと簡単な使い分けってないの?と思う人もいると思います。なので、もう少しだけ詳しく違いを説明していこうと思います。
最初に述べたように「関」は「かんぬき」と言う意味で、門を閉めるときに使う横棒のことを指します。そこから「しっかり繋がっている」という意味に値します。
そして「係」は「ひもでつなぐ」が語源で、関という漢字よりも「ゆるく繋がっている」と言う意味になります。
最後の「拘」は他の二つよりも強制的に「つかまえて繋ぐ」「自由を奪う」と言う意味を持ちます。
それぞれの例文一覧
最後に三つの例文を紹介して終わりにします。
あの人に関わると碌なことにならないからやめておいた方がいい。
この仕事は命に関わる仕事だ、覚悟がないならば辞退するべきだ。
最近は新しい人と関わる機会が多くてとても楽しい生活を送っている。
私も学生時代はその研究に係わっておりました。
あの人はこの事件に係わりがありそうだ。
日々の業務に係わるための能力は上げて損はない。
休暇にも拘わらず上司からの連絡が入った。
爆発音が聴こえたにも拘らず、隣人たちは知らんふりを通している。
授業中にも拘わらず、彼女は惰眠を貪っていた。
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