秋茄子は嫁に食わすなの本当の意味が怖い?解釈や例文・英語表記も!秋茄子は嫁に食わすな、という言葉を聞いたことがいる方はいますか??私は言葉だけは知っていたけれど本当の意味など知りませんでした。いくつかの説と共に本当の怖い意味やその解釈、そして英語表記及び例文も紹介していきます!!
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秋茄子は嫁に食わすなの意味とは?
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秋は茄子が一番美味しくなる季節なので、憎い嫁にそんな美味しいものを食わせるなんてもったいなさ過ぎるという意味であり、秋茄子を食べると身体が冷えてしまうので大事な嫁にそんなものを食べさせるなんてとんでもない、という意味でもあります。
そして、秋茄子は種が少ないので、子を宿しにくくなるから食わせるなという意味でもあります。ちなみに、「なす」は東日本の言い方で「秋なすびは嫁に食わすな」と西日本では言われています。
これでは、嫁が大事にされているのかそうでないのか分かりませんね…
じゃあ元の語源や由来は??
http://girlschannel.net/topics/962930/
最初に説明した通り、秋茄子は嫁に食わすなの意味は3つ存在しています。
一般的に使われている意味は「憎き嫁にはもったいない」ですが、同じような言葉に「秋かます嫁に食わすな」「秋鯖嫁に食わすな」そして「五月蕨(ごがつわらび)嫁に食わすな」という言葉があり、どれもこれも嫁を蔑ろにするような意味の言葉です。
これは封建的(上下関係に重きを置き、個人の自由を縛る様)な家族の制度の中で生まれた言葉です。
「体が冷える」や「子が宿るか心配」というのは姑が嫁に対して使った言い訳で、表面的には心配しているけれど心の中では憎たらしいと思っていたのでしょうね。
鎌倉時代の「夫木和歌抄」という和歌集に、「秋なすび わささの粕に つきまぜて よめにはくれじ 棚に置くとも」というものがあり、これが秋茄子は嫁に食すなの元になったともいわれています。しかし、「秋茄子」が「秋鯖」に変わっている例もあるので確実とは言い切れません。
ちなみに、「わささ」とは「若い酒」のことでつまりは「新酒」です。「よめ」は嫁ではなく「夜目」で「ねずみ」のことを表し、この和歌を簡単に説明すると、「秋茄子を酒粕に漬けて味が染みるまで棚に置いておくのはいいけれど、ネズミに食べられることのないよう注意しろ」という意味になります。
なので、本来は「秋茄子はネズミに食べさせるな」が元であったという説もあります。
もしも「夜目」が「嫁」の隠語で、新年の忌み詞(忌み憚り使うのを避ける言葉)でネズミを「嫁が君」と言うそうですが、この言葉を使うのは正月の三が日のみで普通は秋に使われることはないので、この和歌の「よめ」はただ単にネズミを表しただけかもしれないという説もあり、きっぱりと断定することは難しいみたいです。
例えばどんな時に使えるの??
- 秋茄子は嫁に食わすなと言うように、働きもせずぐうたらしているあんな嫁に美味しいものを食べさせるなんてもったいなすぎる。
- あの嫁は気が利いていい娘だ。だから、秋茄子は嫁に食わすなと忠告をした。
- 結婚をして長い期間が経つのに子供が生まれない嫁に、お袋が秋茄子は嫁に食わすなというでしょ?子を宿すためにも秋に茄子を食べるのは控えてね、と嫌みを言った。
最初の例文は、そのままの通り「憎き嫁」を愚弄するため、その次は身体を冷やしてはいけないよという忠告のため、最後は早く孫の顔を見せろという遠回りの嫌みのため、に使われる例です。
秋茄子は嫁に食わすな、英語でなんて言うの??
Don’t feed Autumn eggplant to your wife.
うーん、なんというかもうそのままですね。でも、日本語なら姑が嫁に嫌みとして言うような言葉に解釈できますが、英語なら自分の妻に嫌みを言うという解釈になるのですね。なんだか不思議です。
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