レジェロ(leggero)の音楽用語の意味とは?ピアノで見かける音楽記号?音楽用語のひとつ、レジェロ(leggero)。あまり聞きなれませんが、どんな意味を持ち、どんな風に演奏するのでしょうか?音楽用語は思っている以上に沢山の種類があるんです!他の音楽用語も見てみながら、楽譜に載っている音楽用語に詳しくなりましょう!
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レジェロの意味は?ピアノで見かける?
レジェロ(またはレジェーロ)は「軽快に」「軽く優美に」という意味の音楽用語です。
もともとは「軽い」「爽快な」という意味のイタリア語です。
レジェロを含めほとんどの音楽用語はイタリア語です。
中世時代、イタリアは音楽の中心地でした。
楽譜を書くという方法を始めたのもイタリアです。
それが各国へと広がったので、発祥地であるイタリア語が標準となったのです。
ところで、楽譜を見てみると沢山の用語が書かれていますよね。強弱を示す用語、速度の変化を示す用語などなど・・・。
レジェロはそれらの中でも演奏者に曲のイメージを伝える「発想用語」の一つです。
ピアノだけでなく他の楽器の楽譜にも登場し、軽やかに演奏してね、と演奏者に伝えているんです。
レジェロと書かれていたら、軽やかに、優美な音を奏でましょう(*^-^*)
レジェロだけじゃない!沢山の発想用語
発想用語は、レジェロ以外にも沢山あります。
ほんの一部ですが、発想用語をご紹介します!
アマービレ | amabile 愛らしく |
---|---|
カンタービレ | cantabile 歌うように |
コモド | comodo 気楽に |
コン・モート | con moto 動きをつけて |
ジョコーソ | jiocoso 陽気に |
グランディオーソ | grandioso 堂々と |
レガート | legato 滑らかに |
マルカート | marcato 音をはっきりと |
パストーソ | pastoso 柔らかく |
ペザンテ | pesante 重々しく |
スピリトーソ | spiritoso 生き生きと、精神を込めて |
ヴィヴァーチェ | vivace 機敏に |
聞いたことがある言葉もあるのではないでしょうか?
某ドラマのタイトルに使われた用語もありますね(^^♪
表に載っているもの以外にも、発想用語だけで数十種類。
強弱や速度を示す用語と合わせると、ものすごい量の音楽用語が楽譜に書かれているんです!
作曲者の思いを知ることができる発想用語
発想用語の意味を知ると、作曲者の曲への思いを知ることができます。
生き生きとした表現で弾いてね。
ここは滑らかに弾いてね。
など、演奏する側が作曲者の思いを知ることができる大切な表記です。
また発想用語は強弱や速度と相互性が強いです。
例えば・・・
◎強弱記号
・ピアニッシモ→さらに弱く
・フォルテ→強く
・フォルテピアノ→強く、すぐに弱く など
◎曲の速度を示す用語
・ラルゴ→緩やかに
・アンダンテ→歩くくらいの速さで など
これらのような用語も楽譜には必ず書かれています。
そして発想用語と影響し合い、演奏されます。
速いテンポで軽快に。
だんだん強く、壮大に。
書かれている用語の意味を理解することで、演奏がより素敵なものになること間違いなしです♪
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