テノールの意味とは?音域(声域)を調査!バスやバリトンとの違いを解説!みなさんも音楽会で歌うときにパート分けしたことがあると思います!でもテノールの意味と言われるとなかなか知らないという方も多いのではないでしょうか。他の音域との音の違いやバスとバリトンとの違いにも触れながらを紹介したいと思います♬
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テノールの意味とは
テノールとは、男性の出す高い声域のことで、テナーと言われることもあります。
音域はC3~C5になり、若さや勇ましさ、清楚さを表現するのにふさわしいとされています。
「テノール」という名前はラテン語の”tenere”から来ているとされています。主旋律を保つという意味があり、中世からルネッサンス期初頭のポリフォニー音楽においては、テノール声部は常に主旋律を与えられたとされています。
テノールについて説明しましたが、そもそも声域にはどれくらい種類があるのでしょうか?
●声域の種類
- ソプラノ
- メゾソプラノ
- アルト
- テノール
- バリトン
- バス
6種類もの声域があるんです(=゚ω゚)ノ
このうち、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトは女性の声域で、テノール、バリトン、バスは男性の声域となります。よく学校の音楽会などで混声合唱がありますが、その場合はソプラノ、アルト、テノール、バスの4部合唱が多いです。
テノールの音色は透明感のある明るい声を特徴としていますが、歌う際には裏声は使用しないのが普通です。
声質には種類があります。テノールの声質には以下の種類があります。
- テノーレ・レッジェーロ
軽い声のテノール - テノーレ・リリコ
声の表情に富む叙情的な歌唱に適したテノール - テノーレ・リリコ・スピント
輝かしく強靭な声のテノール - テノーレ・ロブスト
頑丈でたくましい表現に適したテノール - テノーレ・ドラマティコ
最も重量級の強靭な声で、ドラマティックな表現が特異なテノール
テノールにこんなに種類があるなんて思いませんよね!
聞き比べてみるとまた面白いのではないでしょうか♪(*´ω`)
●テノール記号:楽器編
八音記号を五線の第四線において記譜されます。以前はテノールパートを表すのに使われていましたが、現在ではアマチュアの吹奏楽スコアのようにバス記号または低音用のトレブル記号に使われることが多いです。現在の楽譜でも、オーケストラでテナー・トロンボーンの楽譜に主として使われ、ファゴットやチェロの高音域を記すのに使われています。
●テノール記号:声楽編
声楽では、テノールの記号はト音記号を用いて記譜されることが多いです。その場合、実音表記ではなく、1オクターブ下げて読みます。わかりやすくするために、ト音記号の下に数字の8をつけることがあります。合唱の譜面では、バスと同じ五線上に記譜する際にはヘ音記号のバス記号が用いられます。
声楽や楽器の演奏によって記号が変わるんですね!( *´艸`)
バスやバリトンとの違いを解説!
バスは男性の出すもっとも低い声域になり、信頼感のある重厚な発声が特徴です。
和音の進行で礎を作るのがバスとされており、音域はD2~F4になります。
バスは日本人の男性に一番少ないとされている声域なんですよ(‘ω’)ノ
それでは、バリトンはテノールとバスと違うのでしょうか?
バリトンはテノールとバスの中間になる声域になり、強さや男らしさを表現するのに適しているとされます。
音域はG2~G4になり、音域によっては”ハイ・バリトン“と”バス・バリトン“に二分されます。バリトンの声域は、日本の男性に一番多い言われていて、スピリチュアルで有名な江原啓之さんはオペラ歌手でバリトンなんですよ(*´▽`*)
- テノール
バリトンとバスよりも高い声域で、透明感のある若い男性の声が特徴。 - バリトン
テノールとバス中間の声域で、強さや男らしさを表現でき、日本人男性に一番多い。 - バス
最も低い声域で、信頼感のある重厚な発生が特徴。日本人男性に一番少ない。
歌う音を決める際には、地声の低さよりも歌をうたったときに安定した音を出せるかが必要となります。地声と歌声では出し方も変わりますからね!
これを機にオペラを聞いて声域の違いを感じてみるのもいいですね(*´▽`*)
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