「淡々と」の意味とは?類語「粛々と」との違いや対義語を超簡単に紹介!「淡々と」という言葉は日常会話でも使われますが、その意味を理解しているでしょうか?類語に「粛々と」という言葉もありますが、2つの言葉の違いとはどこにあるのか、そして「淡々と」の対義語についても紹介していきます。
「淡々と」の意味とは?
「淡々と」、日常会話でも使用する機会のある言葉ですが、どういった意味なのでしょうか?
「淡々と」の「淡々」には「色、味そして感じがあっさりしているさま、淡白なさま」、「態度や動作などにこだわりがないさま」そして「水が静かに揺れ動くさま」といった意味があります。
今回のテーマである「淡々と」は人の態度や行動があっさりとした様子を表す言葉です。
感情の起伏が乏(とぼ)しく、いつも冷静であったり、話し方が平坦だったり、動作にこだわりがなくあっさりとしている、そんな様子を「淡々と」と表現します。
「淡々と」と「粛々と」の違いとは?
「淡々と」と「粛々と」似たような意味の言葉ですが、その違いはどこにあるのでしょうか?
「粛々と」は「しゅくしゅくと」と読みます。
「ひっそりと静かなさま」「おごそかなさま」という意味の言葉です。
慌てず、騒がず、身を引き締める気持ちで真剣な姿勢で取り組む様を表現する時に使用される言葉となります。
「淡々と」も「粛々と」も静かなイメージがある言葉ですが、「粛々と」には「静かに」だけでなく「おごそかに」という意味も含まれています。
真面目に身を引き締め、ものごとにあたるという意味合いが強いです。
そして、政治家の答弁などで使用されることの多い言葉でもあります。
一方「淡々と」には「こだわりなく」や「あっさりと」というニュアンスになります。
「淡々と」の対義語とは?
「淡々と」の対義語にはどのような言葉が当てはまるのでしょうか?
- 情熱的 :感情を激しく燃え上がらせるさま。
- 興奮して:感情が高ぶるさま。
- 切々と :心に強く迫るさま、または心のこもっているさま。
「淡々と」という言葉の冷たいイメージに対して、感情的な意味合いを含む言葉が対義語となります。
「淡々と」にはあっさりしているという意味合いが含まれているため、より熱いイメージを連想させる言葉が対義語として挙がってくるので、そういった言葉を使うと良いでしょう。
「淡々と」の使い方とは?
「淡々と」の使い方を例文で確認していきましょう!
「淡々と」とはあっさりしているさまを表す言葉ですが、使い方によっては「冷たい人」という意味にもなります。
「毎日同じような業務を淡々とこなしていく。」
「彼は事件当日の様子を淡々と話した。」
「司会者は淡々とした口調でプログラムを進めていった。」
「彼は淡々とした性格なのか、あまり他人のことを気にした様子はない。」
「私の上司は淡々とした口調で話すので、少し怖い印象を抱いた。」
「淡々と」を使うと、基本的には冷静で、ロボットのように物事をこなしている様子を表します。
しかし、上記でも説明したように、使い方によっては冷たい人というニュアンスで捉えられる場合があるので、「淡々と」という言葉を使用する際は注意が必要となってきます。
でも人によっては冷たい人だと言われたという捉え方をする人もいるから、使う時は注意をした方がいい言葉だと思うにゃっ!
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