真摯の意味や読み方とは?使い方(例文)や英語は?類義語や対義語も!漢字には読むのが困難なものが多数あります。そのうちの一つが真摯です。この意味や読み方をご存知でしょうか??使い方を例文をを交え英語についても説明していきます。類義語や対義語も紹介しますので最後まで要チェックです!!
真摯の意味と読み方
真摯という漢字を見たとしてそれを読める人は少ないでしょう。そして、その意味を知っている人は更に減っていくと思います。
「真摯」とは「しんし」と読みます。
「摯」を見ると「撃」や「攣」などの漢字と間違ってしまいがちですが、幸と丸という漢字の下に手です。
真摯の意味とは「まじめでひたむき、熱心に取り組む様」です。
「真」という漢字には「まこと、嘘のないこと」という意味があり、死者と倒れた首の組み合わせで生まれたものです。
「野垂れ死んだ人」を表すもので、死は偽ることのできない真実であることから「まこと」という意味を持ちました。
「摯」は「しっかり掴む、捕らえる」という意味があり、手と捕らえるの組み合わせで生まれたものです。
しっかりと掴み捕らえることを表し、その意味から転じて「手厚い、真面目に」という意味を持ちました。
そのふたつの漢字を合わせ、「嘘なく真面目にとらえる」という意味になります。
真摯の使い方
真摯と言うのが真面目にとらえるという意味であることは分かったのですが、その使い方とはどのようなものなのでしょうか??
真摯を使う場合、形容動詞の形で「真摯な」「真摯に」と使われることがほとんどです。
「店へのクレームに真摯な態度で対応する」
「彼の小さな仕事にも真摯に取り組む姿勢がとても好ましい」
「お客様の意見を真摯に受け止め、顧客満足度を高める」
「今回の不祥事を真摯に受け止め、皆様からの信頼を回復よう努めていく所存です」
基本的には「とても真面目に、熱心に」という意味で使われている模様です。
友人同士での会話ではなくビジネスシーンで使われることがほとんどではないでしょうか?
「真摯に受け止め」という形で使われることが多いので謝罪の時に使われることの多い印象がありますが、必ずしもそうとは限りません。
「真面目に取り組む」という意志を伝える時にも使われる言葉です。
「真摯に受け止め改善に努める」「真摯に受け止め~を目指す」など、その後にどうするのかを加えることが重要になっていきます。
真摯の類義語と対義語
真摯という言葉の意味が分かったのでその類義語と対義語を紹介していきたいと思います。
真摯を堅苦しくなく使う場合に言い換えることができると便利ですよね。
真面目・真剣熱心・ひたむき・本気
色々な状況に合わせて使い分けができると良いですね。
では、そんな真摯の対義語とは何でしょう?
怠慢・不真面目不誠実・軽薄・無責任
など、真面目ではない様を表す言葉が対義語になります。
真摯の英語
真摯を英語で言うとどんな単語になるのでしょうか??
真摯だから「serious」だと思う人もいるでしょう。
それでも間違ってはいないのですがもっと最適な単語が存在しています。
「sincere」という単語です。
「真摯な態度」を英語にすると「with sincerity」となります。
「He is a sincere man.(彼は真摯な男です)」
「Could you give a sincere response.(真摯な対応をお願いします)」
「We provide customer service with soncerlity.(真摯な態度でお客様にサービスを提供します)」
など、やはり英語でもビジネスシーンなどお堅い場面で使われることが多そうですね。
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