蛍雪の功の意味とは?類語や使い方を例文(用例)で紹介!由来の物語も!蛍雪の功は卒業ソングの「蛍の光」や「仰げば尊し」の歌詞の元になった故事成語!?蛍雪の功の意味って?蛍雪の功の由来の物語とは?蛍雪の功の類語はあるの?蛍雪の功の使い方を例文(用例)で紹介します!
蛍雪の功の意味とは?
「蛍雪の功」は、卒業ソングの「蛍の光」や「仰げば尊し」の歌詞の元になった故事成語です。
今日は、「蛍雪の功」について解説していきましょうo(*^▽^*)o
苦労して学問に励んだ成果のこと。
蛍雪の功(けいせつのこう)とは、大変苦労して勉学に励んだ結果、成功して報われることという意味です。
「蛍雪」は苦労して勉強に励むこと、「功」は成し遂げた仕事や功績のことになります。
蛍雪の功の由来の物語も!
蛍雪の功の語源は、昔の中国の書物である「晋書」が由来です。
昔の中国の「晋」という国に、車胤(しゃいん)という青年がいました。
車胤は家が貧しくて油を買えなかったので、夏にはホタルを集めて袋に入れ、その光で本を読んで勉強をしていたのです。
また、同じく貧乏だった孫康(そんこう)という青年は、冬の夜に窓辺に雪を積み上げ、反射する月光で読書をしていました。
その努力が報われて、車胤と孫康は二人とも出世を果たして地位の高い役人となりました。
この物語から、蛍雪の功は「苦学を重ねて成功する」という意味で使われるようになったのです。
蛍雪の功の類語は?
ここでは、蛍雪の功の類語を紹介します(o^∇^o)ノ
「くがくりっこう」「くがくりきこう」と読む。
働いて学資を得て、苦労しながら懸命に勉強すること。
「苦学」は苦労して働きながら勉強することで、「力行」は懸命に努力しながら行うという意味です。
「けんとうしこ」と読む。
苦労しながらも勉学に励むこと。
「懸頭」は縄を首にかけること、「刺股」は穴を開けるための錐(きり)でももを刺すことです。
勉強をしているときに眠らないよう縄を天井から下げて首にかけたり、眠くなると錐でももを刺して眠気を覚ましたりしたという昔の中国のエピソードが由来です。
ちなみに、「蛍窓(けいそう)」、「蛍窓雪案(けいそうせつあん)」、「雪案蛍窓(せつあんけいそう)」、「雪窓蛍机(せきそうけいき)」、「車胤聚蛍(しゃいんしゅうけい)」、「孫康映雪(そんこうえいせつ)」も蛍雪の功の物語が由来で生まれた四字熟語・慣用句で類語に当たります。
蛍雪の功の使い方を例文(用例)で紹介!
蛍雪の功は、勉学に励んで試験に合格したときや、卒業式のときに使われることが多い言葉です。
それでは、蛍雪の功の使い方を例文(用例)で紹介していきます(o^∇^o)ノ
「蛍雪の功があって見事に難関大学に合格した」
「彼が志望校に合格したのはまさに蛍雪の功だ」
「蛍雪の功なり、本日卒業する皆様におかれましては…」
「彼女は諦めることなく蛍雪の功を積み、弁護士となりました」
「蛍雪の功なって晴れて卒業することができた」
蛍の光で勉強した車胤と、雪の光で勉強した孫康のように、血のにじむような並々ならぬ努力をして成功を手に入れた場合に蛍雪の功と使いましょう!
蛍雪の功について、いかがでしたか?
漢文のテスト問題に蛍雪の功の物語が出題されることもあるので、覚えておきましょう!
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