茶々を入れるの意味や語源(由来)とは?英語や類語も調査!淀殿の言葉なの?茶々を入れるって日常的に使う言葉ですが、その意味や語源をきちんと理解していますか?間違って使って恥をかくなんてことにならないようにしたいですよね。淀殿に関係があるのか、英語・類語はなにかを解説します。
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茶々を入れるの意味や語源・由来を紹介!
https://ja.wikipedia.org/wiki/淀殿
茶々を入れるとは邪魔をする、水を差すという意味です。
会議や話し合いにお茶は必要不可欠なもので、話をまとめたり、人と交流するような場所には欠かせないものですが、話を拗らせたり邪魔をさせたりと真逆の意味を含むなんてなんだか面白いですね。
茶々を入れるという言葉の由来は諸説あるのですが、その中でも有力そうな説を2つ紹介します。
1つ目は戦国時代に豊臣秀吉の側室であった「淀殿」という女の人の名前からできた言葉だ、という説です。
彼女は近江国の戦国大名で有名な浅井長政の娘で本名は「浅井茶々」及び「浅井菊子」といいます。そして、その母親は織田信秀の娘の「市」。つまりは、織田信長の姪に当たる存在です。
豊臣秀吉は茶々の母親に当たる市のことを憧れの対象としていたそうで、市の娘3人のなかで一番彼女の面影を受け継いでいた長女の茶々を一等気に入っていたそうです。
更に、亡き親である「織田信長」の血を受け継いでいたというのならば側室に迎え入れる理由は十分でしょう。
そのような事情がある上に、茶々は当時にしては珍しく身長が170㎝もある長身美女だったそうです。そんな美人な茶々とは裏腹に豊臣秀吉はよく猿と称される見目をしていたので、尻に敷かれていても不思議ではないですね。
今風に言えば、お金も地位も権力もある三頭身のお世辞でもかっこいいとは言えない社長さんとモデル並みのスタイルと顔を持った美人の美女と野獣のカップルを想像してみてください。美女が野獣にあれやこれやと指図をしたり、水を差したりする光景が容易に想像できませんか?
その美女というのが淀殿、つまりは浅井茶々であったので彼女の名前を取って「茶々を入れる」という言葉ができたという説。
2つ目の説は、その意味からできたという説です。
最初は邪魔をするの「邪」を使って「邪邪」だったのが、「茶茶」に変わり、転じて「茶々を入れる」になったそうです。
「邪邪」とは「無理なわがままを言って強請ること」もしくは「いたずらに騒ぎ、暴れること」。しかし、邪邪から茶々に変わったその流れは明らかにされていないので、こちらの説は若干信憑性か薄いみたいですね。
茶々を入れる、英語で言うと??類語も紹介!
茶々を入れるを英語にすると「to tease」もしくは「to make fun of~」になります。
to teaseの方はからかうやいじめるという意味が大きく、to make fun of~は馬鹿にするという意味が大きいです。ほとんど同じ意味ですが、時と場合によって若干ニュアンスが変化してしまう場合があるので使い分けには気を付けてくださいね。
ちなみに、茶々を入れると似たような意味で「冷やかす」「おちょくる」「小突く」「いじめる」などいろいろありますが、すべて「to tease」で表現することができてしまいます。
これは表現することができるだけであって、もっと最適な単語が本当はきちんと存在しています。
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