大器晩成の意味とは?類語や対義語は何?使い方を例文で超簡単解説!大器晩成という言葉は日常的にもよく使われる言葉ではありますが、その意味を理解して使えているでしょうか?間違って把握している人のために、類語や対義語、そして使い方を例文を交えて超簡単に解説していきたいと思います。
誉め言葉の類でしょ?
大器晩成の意味とは?
大器晩成という言葉を日常生活で聞く機会が何回もあったとは思いますが、その意味について考えたことはありますか?
「大器晩成」には2つの意味が存在します。
◦大物になるには時間がかかる
大器晩成の一つ目の意味は、偉大な人間になる者は完成するまでに時間がかかるというものです。
「大器」というのは並外れた才能、または大人物のことを言い、「晩成」は普通よりも遅く完成すること、または年を取ってから成功することを言います。
つまり、立派な人間になるためにはそれなりの時間を必要とし、若いころには俊敏に見えないことさえあると言うことです。
◦遅咲きの花
大器晩成の本来の意味は「大物になるためには時間がかかる」と言うことですが、偉大な人物の中には若いころから才能を開花させる人もいます。
なので、大物になるためには時間がかかるとは言い切れないのです。
近頃では、成果を早く求める傾向が高くなりつつあり、晩成するまで待ってもらえなくなっています。
したがって、大器晩成という言葉は晩年になってから成功する、もしくは成功した人物のことを意味して使うことの方が多くなりました。
大器晩成の類語とは?
大器晩成という言葉の類語にはどのようなものがあるのでしょうか?
大器晩成の類語
- 遅咲き:開花時期が遅いこと、世に出るまで長い時間を費やした人のこと。
- 苦労人:色々な苦労を経験し、世間の事情に通じた人のこと。
頭角を現すまでにそれ相応の苦労をし、時間をかけてきたという意味合いを持つ2つの言葉が大器晩成の類語となります。
大器晩成の対義語とは?
次は、大器晩成の対義語の紹介に入ります。
大器晩成の対義語
- 栴檀双葉:立派で優れた才能の持ち主は、子供のころから優れていたということ。
- 啄木鳥の子は卵から頷く:才能は努力をする前に現れてくるものだということ。
この二つの言葉が大器晩成の対義語となります。
因みに「栴檀双葉」は「せんだんのふたば」、「啄木鳥」は「きつつき」と読みます。
大器晩成の使い方とは?
大器晩成とはどのような使い方をするのか例文と共に説明していきます。
「君はきっと大器晩成だから、諦めるにはまだ早いと思う。」
「大器晩成の方が大物になりやすいという人もいるが、早くから才能を開花させ、トップを走り続けている人も存在している。」
「大器晩成な彼女が夢を叶えたのは、彼女が還暦になった時だった。」
「自分は大器晩成するタイプだと信じていたけれど、とうとう成功を収めることができなかった。」
このように使用されることがあります。
一見誉め言葉に聞こえても、才能があるのに成功できない不遇な人を慰める場合にも使われる言葉なので、使用する際は注意が必要になってきますね。
誉め言葉として使ったとしても、相手がそう捉えていないなんてことにならないよう気を付けてください。
大人になって急に何かに目覚めるなんて珍しい気がするんだけど…
くろちゃんはどう思う?
昔からそういう人が多かったから大器晩成という言葉が生まれたと思うにゃん!
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