敷金と礼金の違いとは何?相場や退去時の返金は?保証金との意味の違いも!春は別れと出会いの季節ですよね?住んでいるアパートを解約し、新天地に行く人も多いのでは?その時に発生する敷金と礼金の違いは何でしょう?相場や退去時の返金はある?保証金との意味の違いについても解説いたしましょう!
敷金と礼金の違いとは何?
皆さんは学生の頃、一人暮らしに憧れたことはありませんか?
私も「20歳になったら一人暮らしをする」ことを目標にして社会人を頑張っていた時期があります。
いざ一人暮らしを始める時に賃貸物件を探しますよね。
その時に考えないといけないことは敷金と礼金です。
【敷金とは】
- 不動産を賃貸する場合などに、借主が契約上の債務を担保する目的で貸主に差し出す金銭。
- 取引所で、取引の保証のために預ける証拠金。
【礼金とは】
- 謝礼として出す金銭。特に家を借りるとき、家主に謝礼として払うお金のこと。
家主は敷金を契約終了時に返還しないといけません。
しかし、退去時に借りていた部屋を元通りにするのがルールです。
敷金はそこに充てられます。
そして礼金は意味の通り、家主に「貸してくれてありがとう」という意味で渡します。
こちらは戻ってきません。
感謝の気持ちですからね。
しかし、最近では賃貸物件も増えてきていますので、礼金の意味合いは薄れてきています。
敷金と礼金の違いをまとめてみましょう。
【敷金と礼金の違い】
◎敷金
- 退去時に部屋を修繕する費用として先に払う
- 契約終了後、お金が返ってくる。
◎礼金
- 家主にお礼として払う
- 払った金額は返ってこない。
敷金と礼金の相場や退去時の返金は?
最初に敷金と礼金をおさらい。
退去時に敷金の場合はお金は戻ってきますが、礼金は戻ってきませんでしたよね。
敷金と礼金の相場って決まっているのでしょうか?
どれくらい払えばいいのでしょう?
一般的に敷金と礼金の相場はともに家賃1か月分とされていますが、最近は敷金礼金0の所も多くなりました。
ところが、まったく払わなくていい訳ではありませんよ。
退去時は元の状態に戻すのが原則ルールですからね。
部屋のクリーニング代が掛かる場合が出てきます。
敷金がクリーニング代として名目が変わっただけですね。
だいたいそのクリーニング代も家賃1か月分くらいはかかるので(;´・ω・)
- 賃貸を契約する場合は敷金礼金0でも、クリーニング代が掛かるかどうかを確認することが必要です。
- 初期費用(敷金礼金)が掛からない分、家賃が高い場合もありますので、必ずしも敷金礼金が0円がいいとは限らないのですね。
そうです。
退去時の返金はその部屋を修繕した費用や家賃滞納分を差し引いた額になります。
何度も言いますが、礼金は戻ってきません。
敷金/保証金との意味の違いも!
保証金という言葉もありますよね。
保証金の意味も敷金と同じです。
保証金の意味は『借主が住んでいる間に何かあった時の担保として、貸主に渡すお金』ですからね。
実は呼ばれている地域が違うのです。
関東地域では『敷金』/関西地方では『保証金』と呼ばれています。
それから、退去時の返還方法にも違いがあります。
先ほど敷金は修繕費用や家賃滞納分を差し引いた額でしたよね。
しかし、保証金の場合はさらに『敷引き』も差し引かれて返還されます。
- 敷引きは保証金から予め決められた金額を無条件で差し引くことです。
そしてさらに注意することは、退去時の契約に敷引きと記載されている場合は100%返還されないと言うことなので気を付けて下さい。
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