野暮の意味や由来とは?野暮ったいや野暮用との違いや使い方は?類語や反対語も!野暮の意味や由来ってなに?野暮と、野暮ったいや野暮用との違いや使い方は?野暮の類語は?野暮の反対語は?誰もが一度は聞いたことはある「野暮」という言葉を様々な方面から徹底的に分析しました!
野暮の意味や由来とは?
野暮という言葉を日常生活で使う時は、「そんな野暮なこと聞くなよ」とか「野暮だね~」という風に、何となく良くないイメージで使われる言葉だとは想像できますね!
自分が良くない言動をしてしまい、それをたしなめられたのかなと感じます。
洗練されていないこと。垢ぬけていないこと。人情の機微など繊細な心の動きを理解できないこと。またそのような人
という意味になります。一言で言えば、「空気が読めない人」と言い換えられます。
そう、KYな人のことです。(KYももう死語になりかけてますね…)
日本は集団のなかでの協調性など他人への配慮をよしとする文化ですから、1人だけマイペースで和を乱すような行動をしていたら、「空気が読めない奴だ!」と非難されてしまいます。
つまり、日本で集団のなかで上手くやっていくためには、野暮な言動を取らないことが重要になってくるんです。
話が横道に逸れましたが、ここで野暮の由来について説明します。
元々野暮は、遊郭(大人の遊び場のこと)などの事情に疎いことを意味していたそうです。
それが転じて洗練されていないことを広く意味するようになりました。
漢字の語源に関しては、
・田舎者を意味する「野夫」が転じた
・雅楽の楽器「笙」(しょう)にある「也」(や)と「毛」(もう)という二本の管は音が出ないため、役立たずの意味で「やもう」と呼ばれてたが、これが転じて「やぼ」になった
という二つの説が有力ですが、他にも諸説あり、確定的なことは判明していないようです。
野暮ったいや野暮用との違いや使い方は?
野暮をそのまま使う場合もありますが、「野暮ったい」や「野暮用」などの言葉も聞いたことがあるかと思います。
ではこれらの言葉と野暮の違いは何なのか、またどう使うのか説明します。
野暮ったい
「野暮ったい」は「野暮」と意味はそう変わりません。
洗練されていない、垢ぬけていない、空気が読めないという意味です。
「野暮」は名詞ですので、それが形容詞化したものだと考えればいいいでしょう。
一般的には「野暮ったい」と言われたら、ダサいという意味合いになりますね。
野暮用
「野暮用」は、仕事の上でのつまらない用事という意味になります。
趣味や遊びのような楽しい用事ではなく、気が重たくなるような用事だということです。
また、取り立てて言うまでもないつまらない用事という意味もあります。
「ちょっと野暮用があるので、席を外します」なんて使い方をしますね。
野暮用の具体的な内容が気になるかもしれませんが、野暮用と言われたら聞いてはいけないという暗黙の了解がありますよね。
野暮の類語や反対語も!
野暮の類語は以下の通りです。
・ださい
・悪趣味
・泥臭い
・低俗
・無粋
言われたら嫌な言葉ばかり並んでいますね。
お次は野暮の反対語です。
野暮の対義語として、漢字一文字で一番適した言葉は「粋」ですかね。
「粋」には、態度や身なりなどが洗練されており、色気があるという意味があります。
まさに野暮とは真逆を表す言葉ですね!
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