恍惚の意味とは?類語表現や読み方を紹介!使い方を例文で超簡単に紹介!恍惚という言葉を何かで見たことはあると思いますが、その読み方や意味まで知っている人は少ないんじゃないかと思います。その意味、読み方、そして類語表現を紹介し、使い方も例文を挙げて簡単に説明していきます!
恍惚の意味とは?
まず最初に恍惚の読み方と意味について調べていきましょう!
「恍惚」というのは「こうこつ」と読む単語で、その意味は
- 物事に心を奪われてしまい、うっとりとするさま。
- 意識がはっきりとしないさま。
- 老人の、病的に頭がぼーっとしているさま。
になります。
一般的に使われる恍惚の意味としては①のうっとりとするさま、が当てはまります。
しかし、他の二つの意味を知らないと、会話がかみ合わないこともあるかもしれないので、覚えておくとよいと思います。
因みに、恍惚の「惚」の字は知覚が鈍くなっていくという意味の「惚け(ぼけ)」という言葉にも使われていることから、③の意味に通じていきます。
恍惚の類語表現とは?
そんな恍惚の類語表現を紹介しましょう!
- 有頂天 :喜びで気分が舞い上がっているさま。
- エクスタシー:気持ちが良すぎて我を忘れてしまっているさま。
- 法悦 :うっとりとするような深い喜び。
- 歓点喜地 :非常に喜んでいるさま。
- 夢うつつ :夢と現実があやふやになっているさま。
- トランス :催眠やヒステリー状態の時に見られ、普通とは異なった精神状態。
- 茫然自失 :呆気に取られたり呆れたりで、我を忘れてしまうさま。
- 夢心地 :夢を見ているような、ぼんやりとした気持ち。
他にも言い換えができる言葉はありますが、一般的に使われるのはこの辺りではないでしょうか。
もしも、恍惚という言葉を使って、相手が理解できていないようだったら、上の類語に置き換えてみてください。
しかし、どれもこれも時と場合で意味が変わってくるので注意が必要です。
恍惚の使い方とは?
最後に恍惚という言葉をどのように使うのか説明して終わりにしたいと思います。
「彼女はいつも恍惚とした表情で隣の席の彼を見つめている。」
「父親の最期は恍惚としており、とても安らかであった。」
「仕事終わりにビールをあおるととても恍惚とした気持ちになる。」
「その絵を見た瞬間、木が遠くなるくらいの恍惚感にのまれた。」
「彼女は、注文した料理を恍惚とした表情で眺め、食べるのを躊躇(ちゅうちょ)していた。」
一般的な使い方としては、嬉しくてぼーっとしてしまう、感極まってしまう、のようにいい意味で使われることが多いですね。
「恍惚」という言葉の読み方は「こうこつ」で、何かに心を奪われてうっとりする様を表す言葉になります。
同じような表現には「有頂天」、「エクスタシー」、「夢うつつ」、「夢心地」など様々な言葉があります。
しかし、何でもかんでも言い換えるわけではなく、状況によって使い分ける必要があります。
いきなりエクスタシーなんて言われても相手は困惑するでしょうから。
恍惚の意味を理解し、使うべき時をわきまえてから使用してくださいね。
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