デトックスの意味とは?英語が語源?解毒との関係や意味ないのか調査!美容の分野でよく使われるデトックスという言葉ですが、その意味とは何なのでしょうか?語源は英語なのか、解毒との関係について調べていきます。そして実際にはデトックスの効果なんて存在しないという噂についても説明します!
デトックスの意味とは?
デトックスという言葉を聞いたことがあると思いますが、結局どういった意味になるのでしょうか?
デトックスの語源とは?
そもそも「デトックス」とは「detoxification」が元になった英語になります。
そして、それを短く略した言葉が「detox」となり
解毒という意味で使われ、身体中に溜まったごみを外へ追い出すことをデトックスと言います。
芸能人や、ホームページの広告などで、デトックスをして10㎏痩せたという紹介を見たり聞いたりしている人は多いでしょう。
しかし、ゴミが溜まるとは言いますが、一体どう言う方法で捨てればいいのでしょうか?
デトックスと解毒の関係とは?
先ほども説明した通りデトックスと言うのは英語のdetoxとなります。
日本語に訳すと「解毒」や「毒出し」の意味を持つのですが、ハチに刺されたり、蛇にかまれたりした際に治療として行われる解毒というものとは全く関係がありません。
身体の中に溜まった毒というものを詳しく説明すると、食事や呼吸により体内に入り込んだ有害ミネラル、食品添加物、ダイオキシンと言った有害物質のことを指します。
因みに、老廃物や毒素もそれにあたります。
デトックスと言うのはそれらを外へ出し、体内をきれいに掃除するための大切な機能であり、人間が生まれ持って備えられた能力の一つでもあります。
具体的には
- 便 :75%
- 尿 :20%
- 汗 :3%
- 爪 :1%
- 毛髪:1%
と言った割合で体外に排出される仕組みになっています。
デトックスに効果はない?
ここまでデトックスについてお話をしてきましたが、実際デトックスの効果とはあるのでしょうか?
食生活の改善やスポーツやサウナなどで汗をかく、そうすると身体に溜まった毒素が流れ出し、気分がよくなった、すっきりしたなんて思う人も多いでしょう。
ところが、そんな効果はないという事実を「ナショナルジオグラフィック日本版」が記事としてネットにあげました。
その記事の内容は、海外の専門家によると汗の毒素の量を分析した結果、普段の食生活で体内に取り込んでいるであろう汚染物質のうち、汗として排出できる量は0.02%に過ぎないというものでした。
神経内科医で作家としても活躍している米山公啓氏はデトックス効果について、デトックスの効果というのはそもそも科学的根拠がない上に、毒素と言うのは皮膚から出ていくものではなく、腎臓と肝臓とで分解され尿として排出されるものがほとんどです。
そして、皮膚から出ていく汗という成分の大部分は水分と塩分になります。
汗に限らず、デトックス効果が期待されると謳っている食品を摂取すると毒素が排出されるというのは科学的根拠に乏しいという結果が今の時点では出ています。
デトックス効果を期待して、特定の食べ物ばかりを食べたり、サウナに入り汗を流したりと、偏った方法を取るくらいならば、バランスの取れた食事を3食しっかりとり、身体を動かし、ストレスない生活を送ることの方が健康には良いのではないでしょうか。
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