ブランダードとは?鱈や鯛が合うフレンチ料理?意味やレシピを紹介!ブランダードってどんな料理?鱈や鯛を使って作るフレンチ料理?どんな作り方でどんな味?ブランダードの意味とは?干した鱈を使うって本当?実は作り方は簡単!今日作りたくなるブランダードのレシピを紹介します!!
ブランダードとは?
ブランダードは「かき混ぜる」という意味のフランス語です。
その名の通り、鱈を牛乳・じゃがいもと一緒に煮込んだのち混ぜ、ペースト状にした料理です。
見た目はマヨネーズのように真っ白。
フランス南部のラングドック地方発祥の伝統的な郷土料理で、フランス人にとって馴染み深い味です。
特にラングドック地方の中でもニームという地域で親しまれていて、ニームのブランダードと呼ばれることもあります。
ブランダードには鱈や鯛が合う?
フランスでは、ブランダードには干し鱈を使うのが主流です。
フランスを含めヨーロッパでは鱈を使った料理が多く、イギリスのフィッシュ&チップス、ノルウェーのルーテフィスクなどが有名です。
なぜ鱈を使うのでしょうか?(・・?
答えはバイキング時代にありました。
鱈はノルウェーやアイスランドなどが位置する北欧の海でよく獲れる魚です。
8~11世紀頃にスカンジナビア地方に住んでいたバイキングが航海を始め、たどり着いた場所はアイスランドです。
収穫した鱈を干してから保存することで長期保存が可能になり、長い航海に欠かせないものとなりました。
その後干し鱈を交易品とし、ヨーロッパ各地へ進出し、これにより干し鱈が広がったのです。
保存が効いて美味しい、たんぱく質も摂取できるということで重宝されます。
そのため鱈を使った料理はヨーロッパ各地に多く、フランスのブランダードもそのひとつです。
現在でもアイスランドやノルウェーでは干し鱈が多く作られ、各国へ輸出されています。
バイキングは干し鱈だけでなく、漁場そのものも交易品のひとつとしていました。
漁場を手に入れたスペインやポルトガルの漁師たちがこぞって北欧の海へと収穫に向かい、塩漬けや干し鱈に加工していたのです。
特にスペインのバスク地方は塩漬けの加工技術に優れ、輸出品として大きな経済力となりました。
本場では干し鱈が使われますが、ブランダードは他の白身魚でも作ることはできます♪
鱈以外で入手しやすい魚といえば鯛です。
鱈に似て脂肪分が少ない鯛はブランダードを作るのにぴったりです(*^^*)
ブランダードのレシピ
では最後に、ブランダードのレシピをご紹介します( *´艸`)
今回は干し鱈ではなく生の魚を使ったレシピです♪
〔2人分材料〕
- 鱈または鯛 2切れ(150~200g)
- じゃがいも 100~120g
- 牛乳 80ml
- にんにく 1かけ(またはチューブにんにく小さじ1)
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 少々
- こしょう 少々
〔下準備〕
- にんにくはみじん切り、じゃがいもは皮をむき一口大に切ります。じゃがいもは水にさらさなくても良いです。
- 魚の骨と皮を取り除き、ほぐします。生魚を使用する場合、軽く塩を振っておくと臭みが消えます。
- 牛乳は温めておきます。
〔作り方〕
- じゃがいもを茹でるかレンジで加熱し、軽くつぶします。
- 鍋にオリーブオイルをとにんにくを入れて火をつけ、香りがでるまで炒めます。
- ②に魚と牛乳を入れ、煮込みます。じっくり煮込むことで、魚の臭みを消します。
- じゃがいもを加え、ミキサーやブレンダーなどで混ぜてなめらかにします。
- 塩。こしょうで味を整えたら完成です♪
干し鱈を使う場合は、一晩水に浸し、塩分を取り除いて骨を取り除きます。
じゃがいもを多めにするともったりとしたブランダードに、逆に減らすとポタージュのようなブランダードが作れます。
ほかにも牛乳の量を変えたり、オリーブオイルをバターに変えたりと、ブランダードはアレンジが沢山できる料理です(^^♪
またブランダードは食べ方も色々です。
バゲットやクラッカーに乗せたり、チーズを振ってグラタンにしたり。
身近な材料で作れるブランダード、ぜひ好みの食べ方を見つけてください♪
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