ポワレとは?意味やムニエル/ソテーとの違いは?魚の調理法なの?ポワレやムニエル・ソテーというのはレストランで耳にすることがありますよね?しかしこの3つの調理法、どれがどんな料理?と聞かれると少しむずかしいですよね?今回はそんな3つの意味や違い、魚の調理法なのかをみていきましょう♪
ポワレとはどんな意味?魚の調理法なの?
ポワレにムニエル・ソテー・・・いろんな調理法が存在しますがその違いっって聞かれるとちょっと困ってしまいますね^^;
今回はそんな3つの違いについて見ていきましょう♪
フランス語で「Poele」
フランス料理における調理方法のひとつ
ということです!
さらに詳しく見ていくと、
ジョルシュ・オーギュスト・エスコフィエ(Georges Auguste Escoffier)
という有名なフランスのシェフが定義したポワレは
蓋をした底の深い銅鍋に少量のフォン(*1)を入れ蒸し焼きにすること。
(*1)フランス料理において主にソースのベースに使われる出汁の一種のこと。
であるとされていました。
ただ「焼く」という方法ではなかったと言われています。
このため、このエスコフィエが定義する以前は似た料理法であった
「ロティ(*2)」や「ブレゼ(*3)」と混合されていたと言います。
1970年頃「ヌーベル・キュイジーヌ」というフランス語で
「新しい料理」
を意味した、料理の見せ方などの方法、スタイルのひとつが始まりました。
それ以降、フライパンに油をひき、具材の表面をカリッとした食感になるように焼き上げるということを
「ポワレ」
として作る料理人が多くなったと言われています。
魚料理の調理法としてポワレを使う料理が多いのですが、もともとは肉料理に用いられていた料理法だったんです^^!
(*2)ロティ・・・蓋をせず底の浅い鉄板に肉塊を乗せフォンを使わずにオーブンで焼くこと(例:ローストビーフなど)
(*3)ブレゼ・・・蓋をした底の深い鍋に肉塊と多量のフォンを入れオーブンで煮込み焼くこと(例:ビーフシチュー)
ムニエルとソテーとの違いは?
ポワレについて見てきましたが、ムニエルとソテーはどんな調理法なのでしょうか?
ムニエル
フランス語で「Meuniere」
魚の調理法のひとつ
魚の切り身に塩こしょうで下味をつけ小麦粉などの粉をまぶしバターで両面焼いたあとレモン汁をふりかける料理。
外側のカリッとした食感と、中のふわっとした食感の違いを楽しむ料理です♪
ウシノシタ(舌平目)やスズキなどの白身魚や、サケ・ますなどがよく使われる料理になっています。
さきほどレモン汁(レモンソース)と言いましたがその他にも
・バルサミコソース
・タルタルソース
・オーロラソース
・ホワイトソース
などいろんな種類のソースをかけることもあります^^*
「ムニエル」という名前のムニエ(Meunier)は粉屋または製粉業者の女性形で
「ア・ラ・ムニエール」=「粉屋の奥さんの方法で」
が略されて「ムニエル」になったと言われています。
主に白身魚を調理する方法のひとつなんですね♪
ソテー
フランス語で「Saute」
平たいフライパンに少量の油を用いて比較的高温で火を加える調理法のひとつ
ソテーするための材料は、通常調理時間を短くするために小さく、薄く切られていることが多いとされています。
ソテーされた食材は、食感や水分、食材そのものの味を保つことができる調理法です。
肉や魚をソテーした場合には残りの汁にワインなどを加えて煮詰めたソースを作ることも多いとされています。
ソテーという言葉はフランス語の「跳ぶ」と意味する
「Sauter(ソテ)」の過去分詞形「Saute」が語源と言われています。
高温に熱したフライパンの上を食材が飛び回ることからつけられた名前とされているんです。
名前にはいろいろな語源がありますが、これも少し面白い語源のひとつですね^^*
まとめ
いかがでしたか?
ポワレ・ムニエル・ソテーの違いがわかりましたね♪
まとめとしては・・・
肉・または魚の切り身を油でカリッと焼き上げるのが「ポワレ」
魚に粉類をまぶしてバターなどで焼くのが「ムニエル」
少量の油で食材を炒め焼きするのが「ソテー」
ということになります^^!
それぞれ魚料理に使われる調理法だったんですね♪
ソテーなどはほうれん草のソテーなどがあるように魚以外にも使われる調理法のひとつでした^^!
いろんな調理法をためしてお気に入りの一品を作ってみてはいかがでしょうか♪?
7441
3903