ハロウィンの意味と語源・由来は?なぜ仮装するの?かぼちゃを使う理由は?「ハロウィンとは何?」皆さんこの疑問に答えられますか?ハロウィンの意味・語源・由来だけでなく、仮装をする理由やかぼちゃを使う理由、ジャックオーランタンの由来など、今日はハロウィンの全てをお伝えします!
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Contents
「ハロウィン」とは?
「そもそもハロウィンって何?」そんな方いらっしゃいませんか???
「何か仮装するやつ」「お菓子もらうやつ」など、なんとな~くのイメージを持ってる方も多いのではないでしょうか?
そんなフワフワした知識をすっきりさせましょう!
「ハロウィン」の意味と由来・語源をわかりやすく解説!
そもそもハロウィンは、どうして10月31日なのでしょうか?
それには由来は大きく関係しています!
ハロウィンの由来は、古代ケルト人の秋の収穫を祝う10月31日に執り行うお祭りです。
悪霊などを追い出す宗教的な意味合いがあるお祭りでした。
古代ケルト人は、10月31日が一年の終わりとされていて、「亡くなった人の魂がこの世に帰ってくる」と言われていたみたいです。
紀元前5世紀から紀元前1世紀頃にヨーロッパ中部・西部で栄えたとされる民族のことをいいます
ハロウィンで仮装するのはなぜ?
これでハロウィンの由来は分かっていただいたかと思いますが、ではどうして仮装をするのでしょうか?
実は、ハロウィンで仮装するのも、このお祭りが起源です。
このお祭りの日は亡くなった人の魂と同時に、「悪魔や魔物もやってくる」と信じられていました。
その悪魔や魔物は作物・家畜に悪い影響を与えたり、小さい子供たちをさらっていくと言われていました。
そこで、「子供たちが魔物にさらわれないようにしよう」と、魔物に見せかけたオバケの衣装を着ることで、ハロウィンの時期だけ『オバケ』に仮装させ、子供たちを守っていたそうです。
それが今の「仮装」の起源です。
日本と海外のハロウィンの違いは?
日本ではハロウィン=仮装のイメージが強いですよね?
他の国も同じなのでしょうか??日本とアメリカとのハロウィンの違いを比較してみましょう!( `ー´)ノ
日本のハロウィン
まず日本のハロウィンについて解説します(●´ω`●)
日本でハロウィンが注目されるきっかけとなったのは、
ディズニーランドでのイベントや神奈川県川崎市で毎年行われるハロウィンの仮装イベントがテレビやインターネットを通して広がったからと言われています。
残念ながらこれらのイベントは、仮装することに重きを置いていて、
歴史的意味合いは置き去りにしてしまったようです。
こういった情報が日本全国に伝わってしまったので、
日本人はハロウィン=仮装の日とどうしても考えてしまうようですね。
つまり、ハロウィンが注目された発端が仮装イベントだったため、「ハロウィン=仮装」というイメージがついたのですね!
しかもイベント要素が濃くなるにつれ、ハロウィンを10月31日にやるのではなく、
その前の週末にイベントをするという傾向が強くなってきています。
週末ならば仕事もないし、お酒も飲めたりしてもっと盛り上がるというわけですね。
アメリカのハロウィン
一方、アメリカのハロウィンどうなのでしょうか(。´・ω・)?
アメリカではハロウィンは子供の行事です。
仮装をした子供たちが近所の家々を回り、
お菓子をもらう、これがアメリカのハロウィンの基本です。
このお菓子を貰うことを
“Trick or Treat(トリック・オア・トリート)”といい、
このフレーズは
“お菓子をくれなきゃイタズラするぞ”という意味があります。
つまり、ケルト人のサムハイン祭にあった
“10月31日は悪霊が家にやってきて
災いをもたらすからお供え物をしなければ”
という考えを受け継いでいるのです。
最近はお化けの仮装ではなく、テレビの人気キャラクターや
動物などいろんな仮装をする子供もいますが、
トリック・オア・トリートはきちんとありますし、
大人もそういった子供中心の行事をサポートすることを大切にしています。
日本で盛り上がり始めたきっかけは?
さて、ハロウィンについて少しずつ分かってきましたが、いつからハロウィンが日本のイベントとして根付き始めたのでしょうか?
実は日本のハロウィンは、クリスマスやバレンタインデーなど代表的な日本のイベントと比べると、それほど歴史が古いイベントではないんです。
いつから流行りだしたかというと、先ほどすこ~しだけお伝えしましたが、東京ディズニーランドのイベントがきっかけみたいですね(*’A`*)
日本ではあまり馴染みのなかったハロウィンであるが、1990年代後半より始まった東京ディズニーランドのイベントを筆頭として、各地でのハロウィンイベントの開催が増えたこと、さらに2000年代後半より菓子メーカーが相次いでハロウィン商戦に参入したことなどを契機としながら、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及にも後押しされて市場規模が拡大、近年では店頭・街中でのハロウィン装飾が見られるようになったほか、特に20代の成人による仮装・コスプレのイベントとして日本式にアレンジされたハロウィンが定着した。[引用]ウィキペディア「ハロウィン」より
この時期は日本でもイベントや仮装で大盛り上がりで、テレビでは渋谷などで騒ぐ若者たちが特集されてますよね。
みなさんもご家庭などでイベント行事が企画されてみてはいかがでしょうか?
ハロウィンのかぼちゃはどんな意味?
ハロウィンといえば・・・といっていいほど、よく見かける「かぼちゃの置物」。
でもどうしてかぼちゃなのでしょうか?これには理由があります。
当時の秋の収穫や悪魔祓いの儀式としてのハロウィンでは、当初はカボチャではなくカブを使っていました。
しかし、ハロウィンがアメリカに伝わった際に、当時のアメリカはカブに余り馴染みがなく、代わりにたくさん獲れていたカボチャを使うようになったのです。
そして、このアメリカ式が世界中に広まったため、ハロウィン=カボチャという認識になったと言われています。
しかし今でも、ハロウィンの本場であるアイルランドやスコットランドではカブを使ってランタンを作っているのですよ(´艸`*)
ハロウィンでよく使われるオレンジのカボチャは、通常よく見掛けるグリーンのカボチャよりも甘味が少ないため、アメリカでも食用としては使われないそうです。
かぼちゃの提灯「ジャックオーランタン」の意味・由来は?
そんなハロウィンのかぼちゃは提灯にされていることが多いですよね(>_<)
このかぼちゃの提灯は「ジャックオーランタン」といわれるものです。
ジャックオーランタンの直訳すると「吊り下げ式のランプを持っている男」という意味になります。
その昔、アイルランドに酒乱の暴れん坊ジャックという男がおりました。
ハロウィンの夜、ジャックは悪魔に魂を奪われそうになりますが、悪魔を巧みに騙して自分の魂を取らないように約束をさせます。
時が過ぎ、年老いて死んでしまったジャックは、天国に行こうとしましたが生前、悪いことばかりしていたので天国には行けず、地獄へ向かうことになりました。
すると、地獄の入り口には昔騙したあの悪魔が立っており「お前の魂は取らないと約束したではないか」と、ジャックを追い払ってしまったのです。
地獄にも天国にも行くことができないジャックは、近くにあった「かぶ」をくり抜いて作ったランタンに、「悪魔に頼んで分けて貰った地獄の火」を灯し、この世とあの世を彷徨うようになったと言われています。
そして、このジャックが持っていたランタンが、いつしか「魔除けの火」として伝わり、ハロウィンに飾られるようになったそうです。
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