実施の意味とは?類語/対義語は何?実行/遂行との違いや読み方も!よく使ったり耳にすることの多い「実施」という言葉。その意味を考えたことはありますか?類語や対義語など、また、実行/遂行の違いや読み方を説明できますか?今回はそんな「実施」についてわかりやすく紹介します。
くろちゃんは、上手く答えられる?
じゃあこれから、「実施」の意味についてあたしが教えてあげるからよく聞いててにゃん!
「実施」の意味と使い方
「実施」とは、予定されていたことを予定通りに行うという意味です。
「実」は「そらごとではない・本当」また「施」は「計画を実地に移す・実際に行う」を表します。
この2つを合わせると「実際に計画を移す・本当に行うこと」という意味になるのです。
使い方としては、予定されていた「それ」をすることで、何か「良いこと」「メリット」がある!と考えられることをする時に使います。
例えにすると、以下のような感じです。
例 文 | メリット |
大地震があった時の為に避難訓練を実施する | 大地震の時に落ち着いて避難できる |
病気の治療を実施する | 病気が治る |
試験を実施する | 生徒たちの力が分かる |
「実施」の類語と対義語は何?
・履行→口に出したこと、決めたことをきちんと行うこと
・施行→政策・計画などを実際に行うこと、法令の効力を発生させること
・遂行→物事を成し遂げること、最後までやり遂げること
・実行→強い意志をもって実際に行うこと、本当に行うこと
逆に「実施」の対義語ははっきりと決まっていませんが、「する」⇔「しない」で表すのなら「実施しない」です。
または、「中止する」が適確でしょう。
「履行」との違い
上記で説明したように、「履行」は「決めた事・口にしたことを実行する」という意味です。
細かく言うと、「履」は「一歩一歩踏みしめる・着実に行う」そして「行」は「おこなう・おこない」を表します。
ですので、「(約束・契約・手続き・条約など)を履行する」というような使い方をします。
「実施」との主な違いとしては、「履行」は契約や義務で決められた通りに行うという点です。
「施行」との違い
基本的に「実施」の類語として使われる「施行」ですが、違いとしては、「実施」の対象範囲が規則・法律・計画やイベントなどの広い範囲なのに対して、「施行」の範囲は規則や法律のみだという点です。
ちなみに、「施行」の読み方は「しこう」「せぎょう」「しぎょう」などありますが、法律用語として使用する際の読み方は「せこう」となりますので覚えておきましょう!
「遂行」との違い
「遂行」は「最後まで行いをやり終える・成し遂げる」という意味になります。
例えば、「任務を遂行する」などとよく聞きますが、これは「任された・果たさなくてはいけない仕事をやり通して、最後まで完成させる」という意味です。
「絶対に最後までやり終える!」という強い意気込みを表すときに使います。
ちなみに、読み方は「すいこう」です。
「実行」との違い
「実」は「本当の事柄」を表しますので、「行」と合わせると「本当に行う・実際に行う」という意味となります。
「思い切ってやってみる」「迷うことなくやる」というような強い気持ちが込められており、自分で考えたり、自分で計画したりしたことなどを現実のものにすることを表します。
ちなみに、強い決意を持って行動するという場合に使うので、「計画を実行する」「大会を実行する」などとは言いますが、「部屋の掃除を実行する」「料理を実行する」などとは言いません。
類語なんて知らなかったわん。
くろちゃん、ありがとう♪
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