取り急ぎの意味とは?メールの使い方(例文)や類語は?目上に使える?取り急ぎの意味って？類語はあるの？取り急ぎは目上の人に使ったら失礼！？目上の人にとりあえず報告したいときの言い換え表現は？取り急ぎメールをしたいときの取り急ぎの使い方を例文で取り急ぎご紹介します！
取り急ぎの意味とは？類語は？
「取り急ぎ」はビジネスシーンでよく登場する言葉です。
「取り急ぎ連絡まで」のように、メールの最後に書くことが多いかと思います。
あなたは、「取り急ぎ」の意味を答えられますか？
また、ちゃんと正しく使えていますか？
今日は、「取り急ぎ」について一緒に勉強していきましょう！
とりあえず急いで。
手紙などの文章の末尾に多く用いる。
至急、速やかに、急ぎで、早急に、直ちに
これだけでは意味がよく分かりません。
なので、とりあえずの意味を見てみましょう。
他のなすべきことは差し置いて。
十分な対処は後回しにして暫定的に対応する様子。
「とりあえず」の意味を踏まえて、「取り急ぎ」の意味を考えましょう。
「取り急ぎ」とは、「他にやることがあるけど、忙しくて手が回らないから、とりあえず一番大事なことだけやるよ！(適当だけどごめんね許して！後でちゃんとやるから！)」という意味でメールや手紙の最後に書かれることが分かります。
つまり、「取り急ぎ」とは、「大変急を要する事態があって、準備は不十分だが差し当たって」という意味で使います。
カッコ内の部分は、「取り急ぎ」の言葉に含まれるニュアンスです。
忙しくていい加減な対応をしていることを相手に理解や許しを求める意味合いもあるのです。
「取り急ぎ」という言葉はそのような意味なので、受け止める人によっては失礼だと感じる可能性があります。
次の項目で、「取り急ぎ」が目上の人に使えるか解説します！
取り急ぎは目上に使える？
「取り急ぎ」を使う場面は、完璧な準備はできていない状態になります。
そのため、上司や取引先などの目上の人に使うのは失礼にあたります。
「取り急ぎ」は、同僚や部下など目下の人に対してだけ使いましょう。
目上の人には、「取り急ぎ」ではなく、「まずは」に言い換えましょう。
また、「取り急ぎ〇〇まで」という言い方は「まで」以降を省略した表現になり、目上の人には失礼です。
目上の人には、「申し上げます」「失礼いたします」など省略せずに入れましょう。
×取り急ぎ連絡まで
〇まずはご連絡いたします
〇まずはご連絡申し上げます
〇まずはご連絡のみで失礼いたします
〇まずはご連絡のみにて失礼いたします
〇まずはご連絡のみになりますが、よろしくお願いいたします
取り急ぎを使うときの注意点
他にも、「取り急ぎ」を使うときの注意点がいくつかあるので紹介します。
①至急連絡が必要なシーンで使う
すぐに答えは出せないけれど、メールが届いたのを相手に伝える場合に便利な言葉です。
また、期日が差し迫った内容や、お祝いの挨拶のときに使います。
②内容は要点のみ
「取り急ぎ」としながら、長々と挨拶があったり、他の要件が書いてあったりしたら、「何が取り急ぎなんだろう…」と思われてしまいます。
③後で正式な対応をする
「取り急ぎ」は、必要な事項のみを急いで伝える表現です。
後日その件に関しての詳細な連絡を入れることを前提として使いましょう。
④お礼を言う場合には使わない
本来、お礼は丁寧にするものです。
お礼の文章に「取り急ぎお礼まで」「取り急ぎ失礼します」を入れると、相手は適当に扱われたと感じる可能性が高いです。
取り急ぎのメールの使い方(例文)は？
「取り急ぎ」は、「急いでいるけど一報を入れたい！」ときに使う言葉でしたね。
時間がないから、挨拶などは抜きにして緊急事項だけ伝えるための言葉です。
では、取り急ぎの使い方を見ていきましょう。
「例の荷物が届きました。取り急ぎご報告まで。」
「今日の会議が14時からになりました。取り急ぎ連絡まで。」
「新規契約が決定しました。取り急ぎ用件のみご報告いたします。」
「先日の調査結果が出ました。取り急ぎメールにて恐縮ですがご確認ください。」
「トラブルの件については取り急ぎ対応いたします。」
上の例文を目上の人にそのまま送ると失礼なので、「取り急ぎ」を「まずは」に書き換えましょう！
そして、「取り急ぎ」の文章の後に「詳細は追ってご連絡いたします」と付けて、後で必ず正式に対応しましょうね！
取り急ぎについて、いかがでしたか？
使い方を間違えると、そのつもりがなくても不躾な人になってしまいます。
正しい日本語を覚えましょう！
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