非難と批判の意味や違いとは?類語/対義語や使い方(例文)は?非難は悪口?非難と批判、どちらもマイナスの意味を表す言葉なのは知ってるけど具体的にはどんな意味や違いがあるの?非難と批判の類語/対義語や使い方(例文)は?非難は悪口なの?ここを読んで、非難や批判を使いこなしましょう!
非難と批判の意味や違いとは?
まず「批判」の意味ですが、「人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきものだと論じること」や「物事に検討を加えて、評価すること」という意味があります。
対して、「非難」には「人の欠点や過失などを取り上げて責め立てること」という意味があります。
勘の鋭い方ならここまでで何となく、「非難」と「批判」の違いに気づいたのではないでしょうか。
まず共通点ですが、どちらの言葉も物事に対して何らかの価値判断を下す言葉であります。
例えば、「あいつのしたことは間違っている」と非難又は批判した時は、自分は、あいつの行動は間違っているという価値判断を行ったということになります。
この価値判断の仕方が、二つの言葉では異なります。
批判は、誤っていることを指摘することで、今後良くなることを促しています。
つまり、建設的な意見だと言えます。
これに対し、「非難」はただ相手の欠点や間違いを指摘するだけで、今後の改善のことなど考えていません。
単に相手が間違っていると感じたので、その意思を外部に表明しただけです。
こうして書くと「批判」は素晴らしくて「非難」はろくでもない行為だなと感じちゃいますね。
非難や批判の類語/対義語や使い方(例文)は?
批判の類語としては「裁判」や「分別」や「判断」です。
悪い意味に限った言葉ではありません。
これに対し、非難の類語は「咎める」「扱き下ろす」などです。
批判の対義語は、「同情」があります。
同情は人の気持ちに立ってその身を思いやることです。
非難の対義語は「称賛」ですね。
非難がけなすことなので、その反対は褒め称えます。
それでは次に非難と批判の使い方(例文)をご紹介します!
・みんな部長の発言だからといってなあなあに同調せず、批判的な意見も出してくれ
・批判を受けることで成長する場合もある
・せっかく会議で発言したのに上司に、その意見は間違っていると非難されたよ…
・人の非難ばかりしてると友達を無くすぞ!
以上になります。参考にして下さい!
非難は悪口?
非難は、相手の欠点や過失を責め立てることなので、悪口の一種といえるでしょう。
悪口とは、他人のことを悪く言うことを指します。
悪口の場合、必ずしもその人の欠点を取り上げて悪く言うわけではありません。
自分がその人に対して悪く感じているというだけです。
例えば、非難の場合、遅刻や欠勤など責められても仕方がないような出来事があり、これに対して悪く言うことです。
対して悪口の場合、具体的な出来事があるわけではなく、例えば性格のような、受け取る人間によっては長所とも短所ともとれるような微妙なところであっても、悪口は成立します。
大人しい性格の人がいたとしましょう。
大人しいというのは良くとらえれば「思慮深い」「秘密を守る」という長所だと言えます。
しかし、最近の世の中はコミュニケーション力を重視することも影響し、大人しいというのは悪いことだとの扱いをうけます。
つまり悪口の対象となってしまいます。
実際、大人しい人のことを悪く言う時は、「コミュ力が低い」「何考えているか分からず不気味だ」といった感じで、れっきとした悪い意味の言葉を使います。
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