カニバルの意味とは?ビジネス用語で元は英語?使い方(例文)も紹介!カニバルとはどんな意味?カーニバルとは違う?カニバルはビジネス用語?カニバルは元は英語?カニバルの使い方(例文)も紹介!カニバルとは最近ビジネスシーンで聞かれる言葉です!カニバルについて詳しくご紹介します!
カニバルの意味とは?
「カニバル」には、人を食う人間、人を食う種族、共食いする動物といった意味があります。
コロンブスがカリブ海に位置する諸島をスペイン領土だと宣言した時に、現地人をカリブ人と呼び、しかも人食い種族としたエピソードが語源となっています。
しかし、カリブ人が実際に人を食べていた証拠は無いようです。
コロンブスちょっと酷いですね…。
ビジネスシーンで「カニバル」を使う時は、人食いという意味ではなく「共食い」という意味で使います。
そのまま「共食い」でも意味は一応通じますが、「自社競合」という言い方のほうがビジネスシーンにはマッチするでしょう。
ある会社の商品や製品が、会社内の別の商品や製品と似通った価格、性質、顧客ターゲットを持ってしまうことで、売り上げがそれらの商品間で分散してしまうことを指します。
せっかく新商品を開発しても「カニバル」が生じてしまうと、利益が思ったように伸びず会社としては歯がゆい思いをしてしまいます。
ビジネス用語で元は英語?
まず、「カニバル」は一種の略語で、元は「カニバリゼーション」です。
そしてこの「カニバリゼーション」はもともと英単語で、「cannibalization」と書きます。
この「cannibalization」には上でも述べたように、「人食い」「共食い」という意味でしたね。
ですので、元の英単語には人食いという意味で使われる場合もあるので、純粋なビジネス用語とは言えないのですが、日本で日常生活において使われる時は通常は「共食い」の意味でしか使われません。
そのため、日本でカタカナ語として使う時はビジネスの言葉だと思っていただいて差支えないでしょう。
ただ「共食い」の意味で使うと意味を取り違われてしまう恐れがあるので、日本で使う時は「共食い現象」の意味でとったほうが分かりやすいかもしれません。
カニバルの使い方(例文)も紹介!
カニバルの使い方について、いくつか例文を作成しました。
・新商品を開発するに当たっては、カニバルが生じないよう既存商品の価格、性能、顧客ターゲットなどよく調べる必要がある
・同じ市内に3店舗も出して、いくら人口が多いといってもカニバルが起きないのだろうか
・このSF小説はカニバルについて書かれてるから恐ろしかったよ!
以上です。最後の文は「人食い」という意味で使ってみました。
ビジネスシーンで「カニバル」が起きてしまうと会社としては困った状況であることはもうお分かりかと思います。
最後に、カニバルの対策として一般的に論じらている方法について述べます。
ひとつは、会社横断的なシステムを構築し、他部署で開発中の製品や商品の情報共有がしっかりと行われることでしょう。
情報のつなぐ化ですね。こうすれば会社全体の観点から社内の仕組みを整えたり、製品やサービスの展開ができます。
ただ一からこうしたシステムを構築するのはとても大変な作業ですし、時間、労力などコストがかかります。
会社内のシステム担当部署が、カニバルの解消のためには重要な役割を担ってそうですね。
SEさん大活躍です。
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