「寄与する」の意味とは?類語/言い換えや「貢献」との違いは何!?「寄与する」という言葉はビジネスシーンでよく使われますが、その意味とは一体どう言ったものなのでしょうか?また似たような意味の言葉である「貢献」との違い、そして類語や言い換えの言葉なども紹介していきたいと思います。
寄与するという言葉について説明していくからしっかり聞いておいてほしいにゃっ!
「寄与する」の意味とは?
まずは「寄与する」という言葉の意味について説明していきたいと思います。
「寄与する」という言葉の「寄与」には、社会や他人のために力を尽くして役に立つという意味があります。
「寄与」の「寄」には「よせる」や「より」という読み方があり、「何々寄り」や「我が身を寄せる」という意味合いがあり、それが転じて「人に頼る」というニュアンスを含む漢字となります。
「与」は、そのまま「あたえる」で、「人に捧げる」という意味合いが強い漢字となります。
この二つの漢字を合わせると、寄り添い助け合うこと、頼り与えること、といった意味合いが含まれる言葉になります。
「寄与する」と「貢献」の違いとは?
「寄与する」と「貢献」、似たような意味の言葉だと思われがちですが、違いがちゃんとあります。
「貢献」とは、自身が持っている力を出し尽くし、いい結果をもたらすことを意味する言葉です。
よく「寄与する」と「貢献」を同じ意味合いで捉え、使用している人がいます。
しかし、「寄与する」は目上から目下へ、「貢献」はその逆で目下から目上へという意味合いの違いがあります。
自分が新入社員だった場合、「会社のために貢献する」ことはあったとしても「会社のために寄与する」ことは少ないでしょう。
それ以外は同じ意味なので、混合しないよう注意が必要です。
「寄与する」の類語とは?
「寄与する」の類語にはどのような言葉が存在するのでしょうか?
- 役に立つ。
- 期待に応える。
- 力になる。
- 手柄を立てる。
- 戦果を上げる。
- 成果を上げる
- 期待通りに働く。
- 期待に沿う。
このように様々な類語が存在しています。
因みに、対義語は「役立たず」といった言葉が挙げられるでしょう。
「寄与する」の使い方とは?
寄与するという言葉をビジネスシーンでどのように使用すればいいのでしょうか?
「会社の発展に彼の働きが寄与したところは大きいだろう。」
「彼の働きは業界の発展に寄与したとして表彰を受けた。」
「被災地にて行った彼らのボランティア活動は、復興に大きく寄与した。」
「社会のごみ問題を削減するには企業の力だけでなく、個人での取り組みが大きく寄与するだろう。」
「彼らのリサイクル活動は社会に寄与している。」
「オリンピックという大会は国と国との友好関係に寄与する行事である。」
まとめ
「寄与する」という言葉の意味や使い方などをまとめてみました。
「寄与する」とは「社会や他人のために力を尽くして役に立つ」という意味があります。
「貢献」との違いは、「寄与する」が目上から目下へそして「貢献」が目下から目上へというだけで、意味に違いはほとんどありません。
類語には「役に立つ」「期待に応える」「力になる」など様々なものがあり、対義語には「役立たず」が当てはまります。
「寄与する」という言葉自体を日常会話で使用することは少ないとは思いますが、ビジネスシーンでは役立つ言葉だと思うので、覚えておくことをお勧めします。
また一つ賢くなったにゃっ!
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