カスレとは?英語・フランス語どこの国が発祥の料理?意味・由来も調査!カスレって何語なの?英語?それともフランス語?レストランで見たことあるけど、名前だけ聞いてもなんだか全然わからない!どこの国が発祥のどんな料理なの?そんな「カスレ」の意味や由来まで、わかりやすく解説!
ねぇくろちゃん。カスレってどんな料理なの?この間ビストロへ行った友達がカスレを食べて美味しかった~って言ってたんだけど。ぼく、食べたことも聞いたこともないわん・・・
あら、ぬまくん、食べたことなかったのね。あたし、きのう作ったから分けてあげたらよかったわ!それじゃあカスレについて詳しく教えてあげるにゃん!
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カスレとは?どこの国が発祥の料理?
「カスレ」って日本の料理には全く出てこない言葉ですよね。きっと聞いたことがない方もたくさんいらっしゃると思います。
そんな私も最近になって初めてカスレという料理を知りました!
簡単に言うと、「カスレ」は豆料理です!
少し簡単に言いすぎたので、もう少し詳しく見ていきましょう!
カスレとは、豆を使ったフランスの家庭料理です。
豆と肉をじっくり煮込んだあと、オーブンでこんがり焼いて出来上がりです。
豆は、白インゲン豆を使うことが多いです。
肉は、豚肉ソーセージを使うことが多いですが、ガチョウ、アヒル、ラムで作ることもあります。
カスレは、地方によって色々なレシピがあります。
ベースとなるインゲン豆は同じでも、中に入れる肉類や調理方法が異なってきます。
フランス内で、特にカスレで有名な地方は、3つあります!
①トゥールーズ(Toulouse)
②カステルノダリー(Castelnaudary)
③カルカッソンヌ(Carcassonne)
カスレ発祥国は、フランスです。
フランス内での発祥地については、歴史が絡んでくるので、また後ほど詳しく書きますね!
カスレは英語・フランス語?
さて、カスレは豆料理だとわかりましたが、いったい何語なのでしょう?
フランスの家庭料理、ということなので、フランス語のような気がしますねぇ。
はい、フランス語でカスレ”cassoulet”です!
カスレを料理する際に使用する、豆や肉を入れる土鍋カソール(cassole)から、料理の名前がカスレになりました。
カスレの意味・由来は?
先ほど、カスレを料理する際に使用する、豆や肉を入れる土鍋カソール(cassole)から、料理名がカスレになった、と言いましたが、もう少し意味や由来について詳しく解説します!
そもそも、カスレの元となる料理は、フランスの百年戦争の頃に、小さな村で兵士にふるまう料理として生まれた、と言われています。
カステルノダリー(Castelnaudary)の村人達が、豆や肉等、あるだけの食材を土鍋に入れて長時間煮込み作ったことから始まりました。
この土鍋がカソール(cassole)と呼ばれるものです。
「カソール」を使って作られた料理だから、「カスレ」という名前がつけられた、というのが有力な説です。
この説を聞くと、カスレ発祥の地はカステルノダリーなのかなー、と思いますよね。
でも、先ほど挙げた3地域(カステルノダリー、トゥールーズ、カルカッソンヌ)がそれぞれ、自分の町が本物だと主張し合い、どこが発祥地なのかわからないのが現状です。
どの地域も自分たちの料理に誇りを持っているのですね!
日本のうどんだって讃岐うどんや稲庭うどん、氷見うどん、きしめん等・・・全て有名でそれぞれの良さがありますよね!
発祥地の問題とは少しずれるかもしれませんが、それぞれが本家本元、ということでいいと思います!!
ちなみに、日本のフレンチやビストロ店で食事をする際、メニューを見ると、「カスレ カルカッソンヌ」というように、そのお店がどこの地方の作り方をしているのかわかるようになっていたりします!
カスレは、フランスの豆料理だったんだね!よくわかったよ、ありがとう!
くろちゃんのカスレは、どこの地方の作り方なのかな?今度ご馳走してほしいわん♪
どういたしまして!あたしのカスレは、トゥールーズの作り方で、ガチョウのコンフィを入れるのよ!
今度作ったら招待するにゃん!!
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